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27 ホソクは悪くないのに ページ27

家まで送ってもらって、ジョングクの車を見送った。振り返って、歩き出したマンションの前に、ホソクがいた。


A「ホソク」
ho「なんで、グクといた? 」
A「仕事が終わった時に。
用事があって、送ってもらったの」
ho「こんな時間なのに? 」

A「疲れてたから、ごはん食べてたから」
ho「Aは、なんか嘘ばかりなんだな」
A「嘘なんて、言ってない」
ho「こんな時間に、他のやつといて、
信用する男がいると思うか? 」
A「私を疑ったの? 」

ho「心配しすぎて、もう疲れた、帰る」
A「ホソク、なんで」
ho「俺よりグクが好きか?
ヒョンは、仕方ない、解ってたから」
A「何を? 」
ho「A、ヒョンの事好きだろ? 」

私の気持ちって、
そんなにみんなに解るくらいだった?
気がついたら、ホソクの頰を平手打ちで、
叩いてた私がいた。

A「何で、そんな事解るの?
勝手な事言わないで、従兄妹なんだから、
仕方ないんだから」

叩いた掌が痛かった。
これは、八つ当たりでしかないから。
ホソクは、悪くなんかない、悪いのは私なんだ。

ho「帰る」
引き止めたら良かったのかもしれない。
だけど、今夜は疲れすぎてた。
帰って行く姿を見送った。

A「頭が痛いな」

って、帰ってお風呂に入ったあとに、
熱を計ったら、やっぱり熱を出していた。
A「グク、大丈夫かな」

朝になっても、熱はひかないから、
ロンさんに電話して、休みの許可を貰った。
あとから、

明日から週末だから、

ゆっくりしたらいい



と、ラインが送られてきた。

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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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