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26 変わらない思い ページ26

走ってきたジョングクが、
追いついて2人が、砂浜に転がる。
jok「ばか。道路に飛び出す気か」

砂浜のすぐ目の前は道路で、
ジョングクの腕の中にいた。

jok「謝るから、泣くな。
好きだなんて俺も言わないから、
ヒョンといるAでいいから、
俺の事、嫌いにだけはならないで」
A「グクも、私もユンギもバカだよ、
誰も幸せになれないんだよ」

砂浜に倒れたままで、
真下にいるジョングクに、向かって言う。
ジョングクの手が伸びて、私の頰にふれる。

jok「それでも。嫌われるよりいい」

A「グクを嫌いになれる訳ない、
ずっと、ユンギと私の事、見ててくれたのに」
jok「うん、知ってたから」


泣いてるのは、私だけじゃない、
ジョングクの頰に指をおく。

A「グクは、やっぱり大事な弟なの。
私にとって、
ユンギがお兄さんでしかないように」
jok「うん、解ってる、
ちゃんと言いたかったんだ。
そうじゃないと、先に進めないだろ? 」


A「人を好きになるって、難しいね。
好きな人に好きって言いたいだけなのに」
砂浜に座って波音を聞いていた。
jok「帰ろうか、ヌナ」

見上げたら、いつものジョングクの笑顔が、
私の額にキスをした。
あの日みたいだなって思った。
時が巻き戻っても、
きっと私達は同じ事を繰り返すんだって。

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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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