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24 俺じゃだめ? ページ24

jok「ちょっとだけ、付き合ってよ」
A「うん」

黙ったままの2人。

A「これ、かけていい? 」
BTSの、just one day のCD。
A「この、ユンギの声が好きなの」
jok「そなんだ」
何百回も聴いた。
ユンギを思っていた頃の私に戻れる曲。

A「グクの声もいいよね」
jok「付けたさなくていいよ」

小さく笑った。

jok「着いたよ」
A「海? 」
jok「ん」
A「寒くない? グク、薄着だし」
jok「少しだけだから」

寒いと、言ってもまだ10月の初め。
海辺に、歩いてくジョングクについていく。
真っ暗な中に月明かりが、波を照らしてる。
波音が、聞こえてる。

A「懐かしいね、前によく、
ユンギと来たっけ」
jok「ヌナ、ヒョンの事しかさっきから。
口にしてない」
A「そうだっけ? 」

jok「ホソクヒョンは、ヒョンの代わり? 」
A「何言ってるの? 」
jok「違うの? 」
A「口にしていい事と、
だめな事ってあるんだよ」
jok「否定もしないんだ」

A「グクのバカ、私がどれだけ、
忘れようとしてたのかを知らないくせに」

jok「知ってるから、
いつもそばにいたじゃないか、
なのに、ヌナが、勝手にいなくなった」
A「だって、いつまでも、
変わらないじゃない、あのままなら」

jok「何で、ホソクヒョンだった? 」
A「好きだからだよ」
jok「俺が先に、伝えてたら違ってた? 」
A「変わらないよ、
ユンギにとって、私が変わらないと同じくらい」

jok「Aは、姉さんじゃない」
A「ヌナって、言ってたのは、グクだよ」
jok「でも、姉弟じゃない」
A「もう帰ろうよ、風邪引くから」

jok「何で、俺じゃだめ? 」

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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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