17 人の森で迷子になった ページ17
龍「まっいいや、興味なさそうだから、やめた、彼氏によろしく」
帰っていく同僚。
A「お疲れ様でした」
龍「Aちゃん、可愛いから、
気を付けた方がいいぞ」
って、通り過ぎる時に言われた。
私を守ってくれる人は遠いんだなって、
その時、少しだけ淋しく思った。
ユンギから、たまにカトクが入る。
元気にしてるか?
って。
元気だよ。 もうすぐツアー終わりになるね。
無理しないでね
ホソクの顔を見てないなって、
SNSでは、色んな写真のホソクを観るけど。
A「遠いよ ホソク兄」
職場の歓送迎会に、参加した。
あまり飲まないように、
隅で仲の良いルナと話をしてる。
ルナは可愛いから、モテる。
周りの人も、放ってはおかない。
彼氏は別の部署の人らしい。
「あの人カッコイイですよね」
って、龍を観ていた。
確かにカッコイイとは、思う。
中国系の血が彫りの深さを際立たせてる。
A「見る分には」
カラカラと、グラスの氷を鳴らす。
顔が火照るから、
ちょっと外の空気を吸おうと店の外に出た。
店の周りは、人通りが多い、
何故か迷子になってる気がして、淋しい。
ぼんやりしてたら、
知らない人の肩に当たった。
店の周りは、人通りが多い、
何故か迷子になってる気がして、淋しい。
ぼんやりしてたら、知らない人の肩に当たった。
A「ごめんなさい」
「1人なら、飲まない? 」
って、手を掴まれた。
A「1人じゃないです」
掴まれた手が痛い。
周りの人は、見てるだけで、
引っ張られてく私には、見ぬふりをしてる。
人って、そんなものなんだって、怖くなった。
龍「だから、言ったろう」
って、声がして、掴んでた手を捻った。
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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時