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16 ライバル登場 ページ16

龍「Aちゃん、彼氏いるの? 」
職場の机で書類を書いてたら、人に聞かれた。確か、ロン(龍)さんって、名前。

A「まぁ、一応はいます」
龍「なんだ、残業断らないからいないかと、
食事誘おうと思ったんだけど、やめとくか」

仕事をしてたら、
そんな風に思われるんだって、びっくりした。
龍「最近の子は大抵残らない」
A「なかなか会うタイミングがね」
龍「忙しい彼氏なんだ、
やめたら、そんな奴、彼女、
放ったらかしにするなんて」
A「カッコイイから無理です」
龍「俺よりカッコイイんだ」
A「自信ありですね」

話しかけてきた人は、背が高くて、
東方神起のチャンミン似で、
確かにカッコイイ。

自信満々なとこも嫌いじゃない。
ホソクとは真逆な魅力なんだなと、見てて思う。

龍「だけどさ、もし、Aちゃんの彼氏が、
淋しい想いばかりさせる奴なら、
俺も、真剣になるかもな」
A「真面目に話してください」
やり過ごせる会話じゃない気がした。

普通の恋をしようって、思った事もあった。
普通って何なのか解らなくなって、
やっぱり好きな人といるのが一番だって、
わかった。
私の一番はBTS のメンバーの持つ空気感。
ユンギだからとか、
誰かだとかそんなんじゃなくて、
恋や愛を抜きにして、
大切にしてきた、
あの空間なんだって解ったから。

今、こうやって、話しかけられたのは、
私の気持ちにスキがあるんだって、
気付いた。ホソク不足なのかな。





❇ 龍さんイメージは、もちろんチャンミンです。

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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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