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13 少しずつ傾いてく ページ13

ho「じゃ、決まり」
ホッとした顔のホソク。
ho「めっちゃ、緊張した」
A「そんなに? 」
ho「当たり前だろ、
好きな子に告白したんだから」



真顔で、言われたから、
私も何故かドキドキが伝わってきて、
慌て目をそらした。

ホソクの目って、こんなに綺麗だったっけ?
ゆっくりと、ホソクの顔が近づいて、
唇が触れたのは一瞬で、
泣きそうな顔をしたホソクに、
私は、どうしたらいいのかわからずに、
背中に手を回した。

元気づける時の私の癖。
ポンポンって、2回叩く。

ホソクの目が、優しく笑った。
あっ、この笑顔が、好きなんだって、思った。

2回目のキスは、少し深くて、
受け止めるには、いきなりすぎて、
身体がビクってなった。

ho「しばらく、こうしてて」
耳元で、聞こえるホソクの声。
ho「また、連絡してきて、俺もするし」
A「うん、解った」

車から、降りた私に手で、
もう行けって、合図した。
私がマンションに入るのを確かめてから、
去ってく車。
ホソクの触れた唇に指を当てる。
キスぐらいした事もある。

だけど、何故かその時は、
嫌だとしか浮かばなかった。
何故、人は触れあおうとするんだろうって。
だけど、ホソクのキスを知って、
その気持ちが解った。
私は子供すぎたんだなって。

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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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