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12 あなたを好きになったら ページ12

A「でも、本当にみんなどうしてるかなって、心配だった」
jok「それ、俺らもだから」
A「うん、ありがとう」

宿舎は、いつも通りで、居心地が良かった。
みんな、元気ならそれで良かった。
本当に、男の子に生まれたかったな。
この空間にずっといられるなら。

ho「送ってく」
A「あっ、うん」
yu「またな、A」
A「またね」

ホソクの後をついて歩く。

なんで、ユンギが来ないのかな。
ふと、振り返る。
私を送ってくれてたのは、
いつもユンギだったから。

目があったのに、ただこっちを見てるだけのユンギ。それだけで、解った。
もう、従兄妹は卒業しないと、
いけない時期なんだって。
さよなら、ユンギ 唇だけを動かした。

ホソクが、帰りの車の中で言った事。

ho「俺の言ってることは、
ずるいかもしれない。けど、
今言わないと。絶対後悔するから」

A「どうしたの? 」
ho「また、Aに会えなくなるのが嫌だ」
A「また会えるよ、もう消えたりしない」

ho「俺とさ、付き合おう? 」
A「それって? 」
ho「俺じゃ嫌か? 」


ホソクの事は、好きだった。
いつも明るくて、みんなを笑わせようとして、
頑張ってきた事を知ってる。

BTS のメンバーに、
安らぎの場があるとしたら、
ホソクの笑顔が、そこにあるからだった。

A「私でいいの? 」
ho「俺なら泣かしたりしない」

Aが、時々泣いてた理由位知ってた。
それが、どうしようもない事も。

A「ホソク兄の、そんなとこ、好きだよ」



この人を1番に好きになれたら、
きっと幸せなんだろうなって、思った。
なれると思った。

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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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