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8 俺には君がいるから ページ8
しばらく、
2人で旅行をしたあとに、
帰ってきたこの店で、
最初にAは、看板を外した。
休店から閉店と。
A2「今のうちに、
ソムリエの勉強もしないとね」
そう言いながら。
A「さっきのお店の人と、
ベッキョンさんは、付き合ってるの？ 」
私とベッキョンは、あまり、接点はない。
dio「ん、ヒョンの一目惚れかな」
A「あの人なら、そうなるよね」
って。じっと、ギョンスの方を見る。
dio「俺は、Aいるし」
A「うん、ならいい」
dio「あのお店は、もう1人いたんだよ」
A「もういないの？ 」
dio「うん」
A「悲しい話なんだね」
Aは、さっきまでいたマンションを見上げる。
dio「また、いつかね」
小さくつぶやいて、
A「歩いて帰ろうよ」
dio「こっからなら、1時間？ 」
A「うっ 」
dio「タクシー来たし」
Aの部屋の近くで、2人降りる。
A「あっ、撮影は？ 」
dio「1時間で、すんだ。雨が降り出したし」
A「本当に天気にも左右されるんだ」
dio「急いで来たし」
A「うん、ありがとう」
dio「明日、休み？ 」
A「だよ」
dio「朝ゆっくりだから、泊まってく」
A「久しぶりだね」
「別に期待しなくても」
階段を上がるギョンスの背中を、
見ながら、やっぱり嬉しくなる。
dio「でも、こんな時間だから、
シャワー浴びたら寝る」
A「うん、わたしも」
シャワーから、出る間に、
部屋の片付けをしていた。
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作者名：如月ゆい
| 作成日時：2017年6月23日 0時
