Do Kyung-Soo all the future 2 (ページ3)

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3 真夜中の公園ページ3

触れるキスは優しくて、
私の中のわだかまりを消していく。

A「でもね、こんな優しいキスは、
他の人にはしないで」
dio「優しいキスだけ？」

って、聞かれた後に、長いキスが、
息もつけないくらいに続いた。公園の木の下で、
力が入らなくなる私を、片手で支えながら。
A「もう、こんなとこで」

宵闇に紛れて、私達は、公園を時々、
散歩するのが好きだった。
人混みのない時間、光の下を避けるみたいに、
私達は、逢瀬を繰り返す。
まるで、禁じられた恋をしているみたいに。

いつまでも私を離そうとしないギョンスの、
ポケットの中のスマホが鳴った。
夢から醒めたみたいなギョンスは、
dio「はい、あっ」
私の方を見てごめんって、表情をした。

解ってる、今日のデートは繰り上げになる事。
離れたベンチまで、私は歩いていく。
さっきまでの甘い気持ちが、
また引き戻されていく。

電話をしてるギョンスの表情は、
少し不機嫌で、優しい声とは裏腹で。
何度かため息をついたあとで、電話を切った。
A「映画の撮影？」

ギョンスが、そんな表情の時はすぐ解る。
EXOとしてのギョンスと、
俳優の顔をしたギョンスは違う。
俳優のスイッチが入ったギョンスは、
もう私をみてはいないから。

dio「うん、天候に左右されるからね」
A「もう行くの？」
dio「送ってく」
A「送らなくていいから、先に帰って」
dio「心配させるな」
A「まだ、帰りたくない」