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13 君の5年間の方が ページ13
私の方をじっと、見てる。
xiu「時々、1人で、ここに来るんだ」
傘を私の手から取って、持ってくれた。
xiu「傘小さいから雨に濡れるから」
って、肩を抱き寄せられる。
近い距離に、ビックリして、
A「シウ兄が、飛び出てきたくせに」
わざと、笑ってみせた。
xiu「俺たちに、また会う5年間さ」
A「うん」
xiu「俺より、Aの方が偉いよ」
A「そんな事ないよ、その5年間で、
シウ兄は、練習もきちんとしてたし、
私より、ずっとすごいよ」
xiu「ちっぽけすぎて、嫌になるよ」
A「シウ兄、だめだよ、
みんなの兄さんなんだから」
こんな時に、上手い言葉なんて浮かばない。
どう言えば、元気を出せる？
xiu「兄さんか」
俺はどこまで、みんなを支えてけれるんだろう。
A「シウ兄？ 」
持っていた傘が、風に飛ばされた。
雨は小雨になってて、
雨に濡れているシウミンを、猫みたいで、
可愛いなって、思った私は、自分でも、
ダメだなって思った。
こんなに、傷ついてる人を前にして、
何もしてあげれないなんて。
そして、その相手は私じゃだめな事は、
解ってる。
本当に一瞬だった。
私の目をじっと見てたシウミンが、
そんな、私の表情を読み解ったみたいに、
私の顔を引き寄せて、キスをしてた。
頭の中が真っ白になった。
(✳シウ
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作者名：如月ゆい
| 作成日時：2017年6月23日 0時
