37 2年かけて ページ36
二日目の夜は、みんなで、ナイトクラブに出掛けた。ワールドミュージック中心、周りを見て解る。チャンミンの格好良さは、群を抜いてる。
tam「また、ヒョン見てる」
横に来たテミンに、頰をツンツンされる。
tam「でも、解るな、確かにヒョンは違うから、
僕もいつか」
夜の灯りで、テミンの金髪が綺麗に反射する。
A「テミナ、何かあった? 」
tam「ないよ。ただ」
じっと、私の顔を見てるテミン。
tam「もう行くね」
ジンギの方へ帰っていく。
飲み物を、頼みにカウンターへ行く。
be「A、何飲む? 頼んだげる、ここにいて」
A「モスコミュールを」
カウンターに向かうベッキョン。
人に酔いそうな多さ。
人気の店なのかな。
A「パリって、やっぱり外国なんだね、
世界各国の人がいて」
be「そうか、Aは、
海外は日本だけだったっけ」
A「うん」
be「俺らも、ツアーでは行くけど、
ちゃんと観光出来てないから、
見えてない部分ばかりだけど。
空港に着いて、降りるだろ。
そしたらさ、そこにあるパワーが伝わってくる」
A「何と無く解る」
be「さっき、テミナと何が話してたけど」
A「あっ、なんか気になって」
be「言ったろ、俺はAの話は、
何でも聞くって」
ふと、合ったベッキョンの目は、
どこか遠くを見ながら、私を見てる。
解ってる、チャンミンがいるからだって。
A「ありがと、何かあったら、話すね」
チャンミンの元へ歩いていくAを見送る。
君は、人波の中を人魚みたいにすり抜けていく。何故、君だけを見失わないんだろう。
向かい側にいたテミンに気付く。
壁にもたれて、
グラスを傾けてる視線の向こうには。
tam「仕方ないか」
カウンターで、ギムレットを2つ頼む。
テミンの所にベッキョンは歩く。
be「テミナ」
tam「ん?」
be「乾杯しようぜ」
手渡されたギムレット。少し苦い味。
tam「遠い人を思う。 前にカクテルバーで、教えてもらった」
テミンが、そう口にした。
tam「2年かけて、忘れるつもりだった」
be「俺もだ」
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如月ゆい(プロフ) - さちっちさん» 楽しみにして頂けて、ありがとうござぃます(^^) 2年って、あっと言うまのようで、長い。一推しの方だと特に、そう感じたりします。東方神起、活動楽しみですね。 (2017年6月12日 14時) (レス) id: 12167f5694 (このIDを非表示/違反報告)
さちっち(プロフ) - ほんとにもうすぐ帰ってきますね!続き楽しみにしてます(^^) (2017年6月12日 13時) (レス) id: dc893619d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年5月29日 2時