4 ベランダでお喋り ページ4
kyu「このサラダ美味しい」
買ってきたサラダを、
開けて勝手に食べてるキュヒョン。
chm「さっきの子が、ワインに合うって」
kyu「お煎餅の子か、あれは美味しかった」
chm「マロングラッセ渡したから」
kyu「んっ、好きだと良いけど」
ワイングラスを揺らしながら、キュヒョン。
kyu「チャンミナが、帰ってくるのに、
今度は俺が兵役か」
つまらなそうに、ため息をつく。
kyu「一緒に行けば良かったな」
chm「そうもいかないさ」
またしばらくは会えなくなるなって、
キュヒョンの横顔を見ておもった。
Aは朝はゆっくりして、部屋の片付けをした。ベランダに、出て、ベンジャミンの鉢植えに、話しかける。
A「今日は、いい天気で良かったね」
新しく買ってきた、小さな鉢植え。
植物を育てるのは好き。
花を育てるのは難しいけど。
kyu「いつも、植物に話しかけてるのか?」
って、不意に声がした。
頭を声のした方に向けた。
えっ、キュヒョナ?
A「話しかけたら、
元気になるのは植物も同じだから」
kyu「そうなんだ」
A「あの もしかしたら キュヒョンさん?」
kyu「あれ、聞いてない?」
A「名前すら」
kyu「あ〜っ、顔見りゃ解るからね」
A「やっぱり、チャンミンさん? 住んでるのは」
kyu「正解」
A「あっ、大丈夫です。
私、誰にも言いませんから」
キュヒョンは、安心したような目で私を見た。
これから、この人は兵役に入るんだな、
そう思うと、少し悲しくなった。
そう言えば、チャンミンが、
兵役になった時も私、泣いたっけ。
chm「何で、泣いてる?」
顔を出したチャンミンが、言った。
A「えっ?」
自分の頰に手をやる。
A「やだ」
涙もろいにも程がある。
A「泣いてません」
慌て、部屋の中に入って、顔を洗う。
はっ、キュヒョンさんのせいにされるんじゃ。
もう一度、ベランダを覗いてみたけど、
もう部屋に戻っていなかった。
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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年4月5日 1時