24 遅い時間なのに ページ24
不意に手が伸びてきて、私の頰を包みこむ。
テヒョンの愛情表現の1つ。
te「お揃いのパジャマあればいいなって」
A「テテも、ウサギ好きなの?」
te「Aが好き」
テヒョンの横で、Aは本を読み始める。
テヒョンの指が、Aの髪の毛に触れる。
A「なーに?」
te「明日から、ツアーに出るんだ」
A「うん、知ってる、だから来たんだよね?」
te「A不足にならないように」
A「私の方が淋しいよ、お留守番なんだから」
te「Aも、マネージャーになればいいのに」
A「テテ専用のね」
te「当たり前」
Aの目が時計を見てる。
午後11時。
普段ならもう帰る時間だから。
テヒョンが立ち上がる。
テヒョンの背中を、淋しそうに見ている。
だけど、テヒョンが向かったのは、バスルーム。
te「シャワー借りる」
A「風邪ひくよ」
te「今日、泊まってくから」
A「そう、って、今なんて言った?」
もう、テヒョンは、ドアの向こう側にいた。
テヒョンが、鞄を持ってるのは
珍しいなとは、思ってた。
いや、問題はそこじゃない、
泊まるなんて初めての事。
どうしたの? 何かあったのか不安になる。
チェックのパジャマに、
着替えて出てきたテヒョン。
A「髪の毛、乾かさせて」
Aは、ベッドに座ったテヒョンの前に立って、
ドライヤーを当てる。
A「柔らかいね、テテの髪。熱くない?」
今の髪の色は、地毛。
そのままのテヒョン。
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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年3月1日 23時