10 夢の続きじゃない ページ10
JO「夢かと思った。
でも、夢ですら、出てきてくれなかった」
A「グク？」
胸に、頭を当ててその声を聞いていた。
JO「ごめん、Aかと思った」
A「うん、私だよ？」
JO「えっ」
ようやく、夢から目を覚ました。
ベッドから、ゆっくりと起き上がる。
JO「なんでいるの？」
A「起こしてきてって」
JO「いや、そこじゃなくて」
A「テヒョンさんを、迎えに」
JO「なんで、テテヒョン？」
A「ベッキョンさんに、頼まれたから」
JO「ギュってしていい？」
A「うん」
久しぶりの、ジョングクの温もりだった。
JO「やっぱり、安心する」
おでこに、キスをしてからベッドから、
立ち上がった。
JO「ヒョンに聞いてくる」
部屋から、ジョングクが出ていく。
と、同時にジミンが飛び込んできた。
JIM「A〜」
A「わっ」
JIM「来てるなら、早く言って」
A「さっき来たばかりだから」
ギュってされてとまどう。
泣き笑いのジミンの表情。
A「どうしたの？ジン兄もなんか」
JIM「何もないよ」
ジョングクが、
テヒョンを起こしてから入ってきた。
JO「ヒョン、何してんですか」
冷たい声に、ジミンが反応した。
JIM「別に、グクだけの、Aじゃないし」
TE「俺は、練習生時代を
一緒にはいなかったから、初めましてだよね」
テヒョンが、ジミンとAの間に入る。
A「はい、初めまして、
ベッキョンさんから、聞いてます？」
TE「うん、ありがとう、来てくれて」
JO「ヒョンが、行くなら、俺も行く」
ジョングクが、珍しく口をはさんだ。
ジミンも、そっと手を挙げてた。
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作者名：如月ゆい
| 作成日時：2017年2月9日 23時
