5 練習風景 ページ5
この頃、ダンスをしてると楽しいと思う。曲を作るのに、振り付けを頭に入れると浮かびやすい。曲から連想されるイメージは大事だった。
時々、新しい練習生の女の子達から、
曲の振り付けを見てほしいと声がかかる。
何故、私に？ と思うのだけど、
女の子と踊るのは楽しいから、
一緒に、練習室で汗を流すのもまた楽しい。
「私たちにも、曲作ってほしいな」
A「そう言われると嬉しい」
シャワーを浴びて、
着替えをして出てきたら、
ベッキョンと廊下ですれ違った。
BE「A、次のカムバックの曲、
またAが担当になるって聞いたけど」
A「タイアップの方のバラードだよ」
BE「この前の、テミンのタイアップ曲が、
好評だったからね」
ベッキョンのカカオメールが、着信を知らせる。
BE「テヒョンだ」
A「わたし、行くね」
BE「うん」
メールの内容は、
たまには、飲みに行きたい だった。
そう言えば最近は、テヒョンとは、
会ってなかったな。
カカオを鳴らしてみた。
TE「久しぶり、ヒョン」
BE「珍しいな、飲みに行きたいなんて」
TE「ちょっと、息抜きしたいなって」
BE「今日、家の宿舎で
飲み会あるけど来る？
Aも来るけど」
TE「いいの？そんな内輪のに」
BE「最近、宿舎が広くなったから、
来ないやつもいるから気にするな。
二つに分けたから、宿舎」
TE「いいね、そういうの」
BE「じゃ、あとでな」
Aが元気がないのも気になるから、
飲み会というよりは、
話をみんなで出来たらいいなって思った。
しかし、BTSを呼ぶって
俺も成長したなって、自分で驚いてた。
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作者名：如月ゆい
| 作成日時：2017年2月9日 23時
