10 恋人未満 ページ10
収録途中に、
オニュ「ぼんやりして、どうした?」
TAE「ごめん 何もないよ」
そんな風に、テミンがぼんやりしてる事が、
たまにあった。
ヒョン達が、心配してくれた。
別に、悩みなんてない。
何かはっきりしない目眩みたいな
モヤモヤが、心の隅にあった。
最初は、君だって、確信は無かった。
だけど、今日、歌声を聴いて解った。
帰ってから、メールをしてみた。
〈A、今何してる?〉
〈髪の毛乾かしながら、TV観てた
今日、収録だったんだね〉
〈ちょっと電話していい?〉
〈うん〉
3回鳴って、Aは出た。
A「はい」
TAE「今日の返事聞かせて?」
A「返事って、宿舎じゃないの?」
TAE「今は、1人部屋なんだ」
A「まだ何となく
信じてはないけど、嬉しい」
TAE「ちょっとずつでいいよ」
A「うん」
TAE「じゃ、また明日メールするね」
A「おやすみなさい」
電話を切ってから、自分の頰をつねってみた。
痛い 確かに痛すぎて、涙が。
でも一体何が私に起きてるの?
何かのドッキリ番組?
それとも、今迄の人生への見返りに神様が?
スマホの中のアドレス に、イ テミン が増えた。
私からは、かけれない恋人って変。
テミンは恋人なのかな?
38人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年1月11日 23時