最後のONE PIECE (ページ4)

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4 縁は結ぶものページ4

A「はい」
TAE「連絡先教えて」
スマホを鳴らして、交換した。

最初は何故、テミンが私に
興味を持ったのかが解らなかった。
だから、嬉しいというより、
とまどいが大きかった。

何のために、仕事をしてるのかを考えてた時に、
君に出会った。
暗闇で、転んだ君がなんか可愛くて、
また会いたいと思った。

朝早い公園に行った理由は、
どこか静かな場所で1人になりたかったから。
だけど、同じような事を考えてる人がいた。
昇ってくる太陽を見てたら、自然に泣けてきた。
悲しいとかそんな訳でもないのに。

宿舎に戻った僕を、優しく迎えてくれるヒョン達。時々、僕が外に出るのに気づいてる。

今日は、バラエティの収録日。
自然な笑顔で、仕事と向き合う事が出来た。

部屋に入ってから、1日の疲れがどっと出てくる。
シャワーを浴びて、ベッドに寝転んで、
スマホを開く。交換したアドレスに、
メールを送ってみた。
TAE(こんばんは足の調子はどう？)
A(お疲れ様でした。冷やしておいたお陰で、痛みは楽になりました。ありがとうございました)
TAE(良かった、無理して散歩とかしないでね)
A(はい、大丈夫です)

別にそれ以上、話す事はないから
書くのをやめた。
人に近づきすぎないのが一番だから。

縁があるのなら、また会えると思った。
でもそうじゃないんだ、
縁は自分から結ぶものだって、
あとで気付く事になる。

Aはそこで、テミンからの返信は
途切れたから、
眠ったのかなとか、思った。