最後のONE PIECE (ページ13)

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13 解らない気持ちページ13

TAE「そうじゃないだろ」
そう言ってまた、キスを繰り返す。

テミンのキスが好き。
じっと見つめてくるテミンの目が好き。
何故、私なんだろう。
こんなに、綺麗なテミンが、私を好きだ
と言うのがまだ信じられないから。

TAE「A、またね」
A「うん、行ってらっしゃい」

テミンがいなくなった部屋の中は、
なんだか光が無くなったあとの
楽園みたいな気がした。
楽しかった部屋が無機質な、
空間に変わっていく感じ。

次の日、ツイッターを見てた。
空港から、出国するSHINeeの姿があった。

私も気を引き締めて、仕事を始めようっと。
机に向かって校正を始める。
出版社の校正が私の仕事。

半分は家でも出来るからと、
いう理由で始めた仕事だった。

テミンのいない生活は、張り合いがなかった。
1週間に一度会える事を、
どれほど自分が、楽しみにしてたか、
あの時間を、どれだけ大切に思ってたかを知る。

長いツアーが、始まったばかりの頃は、
テミンからはメールが、週に2.3回送られてきた。
[どうしてる？知らない国に来たら、
なんか淋しくなった］
[元気だよ。今日は休みだったから、
花を観に植物園に行ってきたよ］
[Liveで、みんなが応援に来てくれて楽しかった｝

テミンが、なんだか遠く感じる。
元々、世界が違うんだから、仕方ない。
小さな溜息をついて、ツイッターの中の
テミンを見つめる。

きっと、このまま会わなかったら、
終わっちゃうんだろうな。
今までと、何も変わることは無いんだ。