5 これからの事 ページ5
退院してから、Aは会長を訪ねて、これからの話し合いをし終わる。ダンスが好きでここのドアを叩いたのが、昨日のことのようなのに。
希望を無くした無気力なAに、
会長が言った言葉。
Aの歌唱力は、
前から認めてくれていたのが会長だったから、
バラード歌手を目指さないかとの打診だった。
私の夢はダンスパフォーマンスだった。
歌が嫌いな訳ではない。だけど...。
考えてみますと、
扉を閉めて1人で、
屋上への階段を歩いて上がる。
私はどこに向かってるんだろう。
夕暮れの屋上から、見える景色は、
涙で霞んだAの目には映らない。
何をする訳でもなく、
屋上のフェンスから下を見下ろしてる。
ふわっと風に乗って飛べるんじゃないかなとか、
ぼんやりと家路に、
帰っていく人たちをじっと見てた。
JO「もう、暗くてそこからは
何も見えないと思うんだけどな」
どれくらい、ジョンインは
その位置に立ってたんだろう？
声に驚いて、バランスを崩す。
JO「危ない」
腕を取られてAはジョンインの腕の中にいた。
A「ジョンイン」
ジョンインの力強い腕が、支えてくれた。
JO「気がすんだ？ 」
泣いてるとこを見られないように、
Aは下を向いたまま、やっと答える。
JO「ジョンイン、私の足ね、
もうダンスは無理なんだって」
JO「会長から、聞いた」
一緒に練習をしてきたから、
Aの悔しさは、ジョンインにはよく解る。
JO「泣くんなら、胸貸してやれるけど」
離れようとした時に、
照れたようにぽつりとつぶやくジョンイン。
A「大丈夫、もう平気だから」
JO「平気な訳ないくせに。
さっき、本当にAが
下に飛び降りそうで怖かった」
A「そんな、ことしないよ、
みんなには、迷惑はかけたくないし」
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如月ゆい(プロフ) - ゆなさん» こんにちは^ ^ゆなさん。続き待っていてくださって、ありがとうございます。書いていて、私の書いてる方向はこれであってるのかな？とか、試行錯誤してます。このお話も、もうラストが、近くなりました。次は何を書こうかなと、楽しんでやれてます。 (2016年12月17日 12時) (
レス) id: 12167f5694 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - おはようございます^_^続きを読ませて頂きました。読み終えても続きが気になって仕方がありません。 (2016年12月17日 8時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
如月ゆい(プロフ) - ゆなさん» こんにちは ゆなさん^ ^ 読んでくださって、ありがとうございます。楽しみに待っていてくださると、励みになります。カイ君イメージを、壊さないように、幸せなカイ君話にしたいと、思ってます。 (2016年12月11日 16時) (レス) id: 12167f5694 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんにちわ。読ませて頂きました^_^続き楽しみに待ってます。 (2016年12月11日 15時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月ゆい
| 作成日時：2016年12月11日 8時
