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「緑谷ー!!!!」
くそっ…どこいったんだよ!!
俺は完全に緑谷を見失った。こっちの方向であってるのかすらわからなかった。
俺は一人森の中で緑谷を探した。
すると近くで岩が崩れ落ちる音がした。
なんだこの胸騒ぎ。嫌な予感しかしない。
緑谷、無事でいろよ…
「!!近い…こっちかっ」
俺は全力で走った。
「ころっさせてえええたまるかあああ!!!!」
緑谷が敵を思いっきし殴る瞬間を見た。
それは今までのオドオドした姿の緑谷とは違い
誰もが憧れるあのヒーロー。
まるでオールマイトのようだった。
緑谷が倒れるのが見えて俺はハッとなって緑谷にかけよった。
「A君!!」
「おい大丈夫かよ!!俺が先生の所までおぶってやるから!!」
洸汰を抱えようとする緑谷に言った。
「君狙われてるんだ!!かっちゃんも!!」
「は！？…いや、んな事はいいから今は緑谷の体が心配だ!!俺が二人をおぶって施設まで行く」
俺が早く乗れと言うと緑谷は洸汰をおぶったまま俺に乗った。
「嫌な予感がするんだ!!A君いそいでっ」
「はいはいっ!!」
俺は崖をジャンプしておりた。訓練しといて良かった。施設はすぐそこだった。
走っていると相澤先生の姿が見えた。
「相澤先生!!」
「研能!!緑…」
相澤先生は緑谷を見て無言になった。
俺は2人を背中からおろした。
「大変なんです…!伝えなきゃいけないことが
たくさんあるんです…とりあえず僕 マンダレイに伝えなきゃいけないことがあって…」
緑谷はそう言って洸汰を相澤先生にお願いした。そしてそのまま走ろうとした緑谷を俺は個性で止めた。
「おいっ!!1人で突っ走るなっ」
「その怪我…またやりやがったな」
「あ…いや でも…」
戸惑う緑谷に相澤先生は言った。
「だから彼女にこう伝えろ______」
相澤先生に言われた一言が死ぬなよと言う言葉に聞こえた。
俺は緑谷をおぶってまた走り出した。マンダレイの所まで。
もう少しでつく。
「A君!!投げてっ」
「ええ！？…あぁもうっ!!」
俺は緑谷を全力でマンダレイの方向に投げた。
緑谷が敵の武器を破壊し地面に落ちる瞬間に緑谷を止めて着地させた。
「相澤先生からの伝言です！A組B組総員
プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて
戦闘を許可する!!」
相澤先生の伝言が全員にいきとどいた。
「もう一つ…伝えて下さい！敵の狙い少なくともその一つ
かっちゃんとA君が狙われてる！」
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作者名：ふじさん | 作成日時：2017年8月18日 21時
