love 2 ページ2
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「すきです！」
「.......ごめんなさい」
別に告白されることが
嫌なわけじゃなくて。
むしろ、自分を好いてくれるなんて
嬉しいことなんだけど。
君は、私のどこを好きになったの？
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一度や二度程度しか話したことのない
相手に、心の中で問う。
もちろん答えなんて
帰ってくるわけもなく
そっか。ありがとう、って
私に背を向けた。
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里穂「今度は誰を振ったの」
「人聞き悪いなぁ」
里穂「ふむふむ。A組の由衣所くんかぁ。」
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ねぇ。って
里穂の声。
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ふと、里穂が真剣な眼差しを
私に向けるから、思わず身構える。
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里穂「そんなんじゃ、何時まで経っても恋できないよ」
「だって好きな人いないもん。」
里穂「そうは言ってもねぇ、」
「別に、男の子が嫌なわけじゃない。
ただ、下心有りまくりな奴らが寄ってくるのは嫌。」
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そう。要するに。
寄せ付けたくない。
うん。と自分で意思を固めると
そんな私を見て、はぁとまたため息をついた里穂。
頑固だなぁ。って聞こえたのは気のせい。
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.......って、ことにしよう。
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里穂「あ！ごめんA、今日デートだわ」
「はいよ」
じゃね！と走っていく里穂。
そんな後ろ姿をみて
恋をするとあんな感じになるのか。と
ふと自分で想像してみる。
..... きも。
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「さっさと日誌書いちゃおう」
ぺちぺちと頬っぺたを軽く叩くと
まだ空欄がチラホラ見える紙に
シャーペンの先を押し付けた。
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丁寧に書いたためか
かなり時間がかかった。
最後に黒板を消して
窓とカーテンを閉めた。
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カバンをもって
荷物をまとめて、教室の電気を消すと
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踏み出した廊下には
真っ赤な夕日が漏れていて。
ぼっとその鮮やかな色彩を見つめていると、
隣のクラスから話し声。
隠すつもりなど無いらしく
かなり大きめな声だったから
聞く気もないのに、勝手に耳に入ってくる。
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....... 誰だろう？
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覗くのは厭らしいな、って
思って流石に覗きはしなかったけれど
その声に
聞き覚えがありすぎた。
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？「瑞稀くんさぁー、なんでモテんのに彼女作らないの！？」
おちゃらけた、あの人の声。
わたしの、苦手な人。
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朱羽 - みじゅがカッコ良すぎです！！続き、待ってます♪ (2017年1月5日 13時) (
レス) id: 73482ef5ec (このIDを非表示/違反報告)
Risa - ドSな瑞稀ｸﾝヤバめです！！ チョーーーー胸キュン…… 更新頑張ってください！！！！！ (2017年1月3日 17時) (レス) id: 6d4998de26 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 続きが早く見たいです！難しいとは思いますが、お願いします！！ (2017年1月2日 0時) (レス) id: 672fb243f2 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - すごく面白いです !! 瑞稀くん 、 最高です !!更新楽しみにしてます !! 頑張ってください !! (2017年1月1日 12時) (レス) id: f5f37d30fc (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2016年12月24日 10時) (レス) id: 228ccf8c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はう
作成日時：2016年10月31日 0時
