episode30 ページ30
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「ゆうた！！暇！！！」
『勉強すれば？』
電話越しの勇太はそういうと
赤点回避しましょうね。なんて冷たい。
むぅ。
「だーかーらー！土曜に勉強なんかしたくないっつの！」
『じゃあうち来れば？』
「そうですそうです。その言葉を待っていたのですよ。Aちゃんは。」
『学校のカバン持ってこいよ？じゃないと入れない。」
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「結局勉強するんじゃん！もー知らん！」
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一方的に電話を切ったものの
やっぱりつまんなくて
支度を始める。
すると、しばらくして
鍵は開けとく。って勇太からのライン。
勇太には全部お見通しか。
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−−−−−−−−−
「あっついなぁ ... 」
はちがつ。
もう少しで夏休み。
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ジリジリと熱い日光に
熱されたアスファルト。
ビーサン越しに感じる熱。
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日焼け止め、塗ってよかったな。なんて
ちょっと思ってみたりする。
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「勇太家、とおぃ、、.... 」
そして暑い。
途中にある自販機で
炭酸を買うと
そこにベンチがあって
座りたい欲に惑わされたものの
そこはやめた。
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いっしゅん。
ムシムシと暑い熱気の中に
柔らかくて、甘ったるい匂い。
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思わず振り返ると同時に
私の耳に届いた可愛らしい声。
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。。。あ、あのっ、
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「 ....？」
？「あっ... 突然すみません、」
ふりむくと
すごくすごく可愛い子。
私なんかよりずっと、色白。
むしろ白すぎて気持ち悪いくらいに。
身体の色素？が薄いのか
目の色も、肌も、髪も全部に
透明感があって。
その辺のモデルさんよりも、細くて
おっきな目と、小さくて、真っ赤な唇が印象的。
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「 .... えと、？」
「ここの、住所 ... 知りません、？何処か。」
その小さな手から渡された紙を見て
ん？と首をかしげて見る。
「あ、すぐそこの角を左に曲がれば見つかりますよ！」
「ありがとうございます、！」
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じゃあ。と軽く頭を下げると
同じように髪を揺らしたその子は。
長い睫毛を、いっかい
上下に揺らして
じっ...と、
私を見つめた。
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_____________.... 変わらなすぎ。"
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「 ...._____________.. え、？」
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ヤリチンのゴロリ(プロフ) - 作者さんの作品は全部面白くて、、感情移入しちゃってます（ (2017年1月10日 17時) (
レス) id: 1504061187 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - とても面白くて続き読むのが楽しくて仕方がないです。なぜ？どうして？と次々と疑問が出て来て読むのをやめさせてくれません！(笑)更新、頑張って下さい！ (2016年10月30日 1時) (レス) id: cab08090a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシノ(プロフ) - いろんな人物が交わってて、こういう設定のお話大好物です！！続きが気になります！廉くんの新作も楽しみにしてます☆更新頑張ってください！ (2016年10月23日 23時) (レス) id: 66e54ac751 (このIDを非表示/違反報告)
桃佳(プロフ) - 最高に面白いです！！！続きも全力で楽しみにしてます(*^^*)！！！ (2016年10月23日 23時) (レス) id: 179cb3b106 (このIDを非表示/違反報告)
ピョン(プロフ) - とても面白いですよ！この話大好きです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2016年10月23日 22時) (レス) id: 92c3e03367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はう
作成日時：2016年10月14日 20時
