episode18 ページ18
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「んー、ねむ、」
あの後。何故だか
テンションが上がっちゃって
寝不足気味なのは秘密。
寝癖だらけの髪に
ストレートアイロンをして、
お下げになるように結ぶ。
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あー、こりゃ勇太待たせちゃうな
朝飯たべちゃうと ...
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「 ...いってきます、」
ろくになにも食べず、飲まず
外に出ると
いつも通り欠伸をしながら
おはよ。と微笑む勇太。
勇太「おっそ。」
「女の子ですから」
へいへい。と流すようにそう言った勇太。
一回私をじーっと見つめて。
勇太「なんか嬉しそうじゃん。」
「え、！？ま、まぁね、」
きょう、めざまし〇レビに
伊野尾くん出てたからさ！ね！
って、付け足してみるけど
焦ってたのが逆に丸見え。
その証拠として
勇太が怪訝そうに私を見つめてる。
勇太「イノオくん？」
「そそ！伊野尾慧くん！」
やばいやばい。平常心。。
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..ガチャッ、
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隣の部屋からドアの開く音。
どくっと脈打つ心臓
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そして
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廉「 ...」
昨日ぶりの君。
イヤホンを耳につけたまま
私たちの存在に気づくと
特に何も言うことなく
螺旋階段を降りていく。
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やっぱり
距離が近くなったと思ったのは
こっちの早とちりかな ...。
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「....」
勇太「あ、あいつだ」
昨日、Aが寝てること教えてくれたの
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女嫌いの君は、わたしを
おぶった。
じゃあ、あの
おぶられてたときの気持ちよさは。
勇太じゃなくて
アイツだったんだ。
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どこか、懐かしかったあの感覚。
昔の記憶を呼び起こせるかと
薄らいだ意識の中で片隅に残した。
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.でも
「永瀬ってことは、それも関係なしか。笑」
勇太「え？」
「いや、なんか懐かしい感じしてさ。昨日。」
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ぴたっ、と横を歩く勇太の足が止まって
必然的に私の足も止まって
お互いに歩くのをやめる。
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「 ....勇太、？」
勇太「Aは、」
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____.... 記憶、取り戻したいんだ？
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その声は
ひどく、小さくて
ひどく、切なくて。
勇太の心が泣いてるような
そんな声だった。
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ヤリチンのゴロリ(プロフ) - 作者さんの作品は全部面白くて、、感情移入しちゃってます（ (2017年1月10日 17時) (
レス) id: 1504061187 (このIDを非表示/違反報告)
ami(プロフ) - とても面白くて続き読むのが楽しくて仕方がないです。なぜ？どうして？と次々と疑問が出て来て読むのをやめさせてくれません！(笑)更新、頑張って下さい！ (2016年10月30日 1時) (レス) id: cab08090a2 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシノ(プロフ) - いろんな人物が交わってて、こういう設定のお話大好物です！！続きが気になります！廉くんの新作も楽しみにしてます☆更新頑張ってください！ (2016年10月23日 23時) (レス) id: 66e54ac751 (このIDを非表示/違反報告)
桃佳(プロフ) - 最高に面白いです！！！続きも全力で楽しみにしてます(*^^*)！！！ (2016年10月23日 23時) (レス) id: 179cb3b106 (このIDを非表示/違反報告)
ピョン(プロフ) - とても面白いですよ！この話大好きです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2016年10月23日 22時) (レス) id: 92c3e03367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はう
作成日時：2016年10月14日 20時
