中編小説集【SEVENTEEN】 (ページ8)

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jh side

『いきなりすぎて引かれたかな…』

『さすがに引くよな…』

『うわぁ！！！！既読ついた！！！！！』

「さっきからうるさいなぁ…」

『ごめんって、だってさあ！！！』

だってだって既読ついたんだもん！！そりゃ嬉しがるだろ！！
こんなん喜ばない男いないって！！！

「既読ついただけでしょ？別に喜ぶポイントないじゃん」

いたわ。身近に。ふざけんな。喜べよ。

『あー、一緒に行けないかなぁ…』

「いきなりメール来ていきなり誘ったんでしょ？それで既読無視」

『既読無視じゃない今きっと返信考えてくれてるもん』

「それを既読無視って言うんじゃないの？考えてるってことはOKでは無いでしょ」

たしかに…。
俺自身がそうじゃん。好きでもない子に誘われたらどう優しく傷つけずに断れるか考えるわ
あー、こんなんならむしろどストレートに(行けません。ごめんなさい)って言われた方がマシだ

「てか珍しいね、好きな子できたって」

『別に…』

「Aちゃん可愛いよね、僕貰っていい？」

『は？』

「僕に取られたくなかったら早く告んないと。ね？」