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なんとかスマホと勘で母さんの会社まで着いた。
お、ちょうど目の前に母さんいるからもうサクッと届けちゃおう。
『母さん!』
『はい、ほらこれ。』
「あー!やっぱ家だったか!ありがとう!」
『どういたしましてー。じゃ、帰るわ』
「気をつけてね!」
手を振って小走りで会社に入っていく母さんを見送って家へ帰る。
やっぱり海外って凄いなぁ…見たことも無いビルばっかりで色んなお店がたくさんあって。
見たことない景色に夢中になっていたらいつの間にか頭痛はなくなっていた。
朝ごはんを食べ損ねたし、早く帰ろう。
来た道をまた勘でなんとか帰る。
もはや勘で生きていけそう。いやさすがに過言すぎるな。
家にあがったら、ご飯を求めキッチンへ向かう。
朝、母さんが用意してくれたパンやおかずが色々盛られたプレートを持ってテレビの前に行く。
今は夏休みだから授業は止まっていて、課題も出されているけどこっちに来る前におおかた終わらせて来たのでとても暇な時間が多い。
母さんにある程度のお金は貰っているし、スマホもあるしでどこか行こうか考えたけど準備をするのがめんどくさい。
めんどくさいけど、ご飯を食べたら近くの公園にでも行こうかな。
課題はおおかた終わってるけど確か美術が残ってるから公園の景色を書くのもいいな。
よし。今日は美術の課題を終わらせよう。
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作者名:瑠桜 | 作成日時:2022年6月10日 0時