wonwoo ページ23
あと1分…あと1分で帰れる…
17:00
『お先に失礼しますっ!!』
「はーい、お疲れ様〜」
『お疲れ様です!!』
誰よりも早い退社だったと思う。こんな17時ぴったりに帰るやつなんかそうそういない。
なんで今日はこんなに早く帰るか。
今日はウォヌの誕生日!!
また1つ歳を重ねる事になるのだ。そんな大事な大切な日に残業なんて御免だ。
それと同時に今年もまた祝えて本当に嬉しいと心から思う。こんなに頼りないヌナだけれど、ウォヌはそんな私とは比べものにならないくらい上手くフォローを入れたり、周りのことをよく見てよく気遣っている。
本当に尊敬できる私の大好きな人。
今日の晩ご飯はいつもより豪華にお洒落にするつもりだ。
チャプチェにウォヌの大好きなチキンにワカメスープ。
後は手作りのショートケーキ!
材料は前もって買ってあるから後は作るだけ。
車を運転してても、信号に引っかかってもウォヌの喜ぶ顔が浮かぶ。喜んでくれるといいなぁ…。早く帰んなきゃ!
『あれ、ウォヌから電話だ』
『ヨボセヨ?』
「あ、ヌナ」
ヌナ なんて呼び慣れてるはずなのにいつもドキドキする。本当に罪な男だよ、チョン ウォヌ。
「今日、仕事が長引きそうで8時くらいに帰りそうなんだよね」
『あ〜おっけーい!お仕事ファイティン!!』
「うん、ヌナからがんばれもらったからがんばるよ」
「Aヌナ、サランヘヨ」
『私も、』
ウォヌの声がしなくなった代わりに無機質な音がし始める。
あぁ…ほんとに名前にヌナはずるいって…しかも사랑해ってすごいナチュラルに愛してますって言うじゃん、、、
私の方が愛しすぎて死にそうなくらいだよ!!!!!
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作者名:瑠桜 | 作成日時:2022年6月10日 0時