中編小説集【SEVENTEEN】 (ページ11)

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やっと金曜…！

先輩が迎えに来てくれるとかこの世界線に生まれてよかった。神様ありがとう。

服は丈の長いシャツをハイウエストデニムパンツにインして靴は厚底のスニーカーをチョイス
髪はちょっと巻いて下ろしていくことにした

10分前くらいにはフロントで待ってた方がいいよね？待たせるのもあれだし、、、

家を出る前に全身鏡で今日のコーデを見る
我ながらいいチョイスをしたのではないだろうか。自分でも可愛いと思う。

最後に小ぶりなピアスとゴールドリングを付けてお気に入りのフレッシュなレモンの香りがする香水を2プッシュして家を出る

外はびっくりするくらい日差しが強くてちょっと暑いかもしれないことにちょっとがっかり…

『えっ、もういる、、、、』

そこには自分のだと思われる車にコーヒー片手に待ってる先輩がいた。絵になるなぁ。
いやかっこよすぎでしょ。無理。かっこいい。

『お、お待たせしました〜、、、』

「お、きたきた」

なんだか初対面みたいになってしまって恥ずかしい
なのに先輩は余裕そうでちょっと羨ましい

「じゃあ、乗ってくださーい」

『はーいㅋㅋ』

ガチャっとドアを開けて頭をぶつけないように軽く手を乗せられる

やばいやばい触られた先輩に触られた
単純だからこんなことで喜んでしまう自分がいた

『ありがとうございます、』

「ぜんぜん？てか俺さ買い出し頼まれてるんだけど一緒に来てもらっていい？」

『はい！もちろんです』

「おっけーじゃあ、スーパーに向かいまーす」

『お願いします！』

「はーい」

なんかドライブデートしてるみたい
先輩と付き合ったらこんな感じにデートするのかなぁ？
先輩の彼女が羨ましいや。

決めた。

今日、Aちゃんに告白しよう