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颯太が来た。
話したいって言ってくれたけど今更何を話すんだ。
もう話すことなんてない。
助けてくれたのに川��くんにちゃんとお礼言えなかったな。
そんなことを考えながら制服を着る。
ブラウスのボタンをとめている時もリボンをつける時も手が震える。
怖かった。
好きでもない人に本意じゃなく触られることの恐怖。
ガラガラと倉庫の扉を開けるといたのは颯太だけだった。
『川��くんは？』
内村「帰っちゃった」
『まだお礼ちゃんと言えてない』
内村「おれが代わりに言った。 A話したい」
真っ直ぐ颯太が私のことを見る。
今までこんなに真剣な顔をしていたことはあっただろうか。
私も意地を張っててはいけない。
『うん、わかった』
内村「まず、さっきの高橋の話と状況について教えてほしい」
『私たち付き合ってたことバレてた。あとつけられて写真たくさん撮られて付き合わないとばら撒くよって脅されてた』
内村「そっか、ごめん」
『ううん。迷惑かけたくなかったの。私が我慢すればいいって。他の男と喋らないで、俺とずっと一緒にいて、って真鈴との時間も減ってた。相談もできないし。体育倉庫に呼び出されたのはそういうことをするため。私たちまだだったじゃん？』
内村「おれのせいだ。もっと上手くやってれば…隠そうって言ってごめん。怖い思いさせてごめん」
それから颯太はずっと謝ってくれる。
終わったことだ、思い出したくもない。
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たぬら - 更新楽しみにしてます！！！ (2021年1月8日 13時) (
レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 切なくて泣いちゃいました。。。。更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 5時) (レス) id: 1584070ca6 (このIDを非表示/違反報告)
すず - とてもお話面白いです！更新楽しみにしています！！ (2020年12月28日 12時) (レス) id: 9ade0148b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんりん | 作成日時：2020年12月2日 15時
