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平然と言う彼に驚く。
「まだ、名前を名乗ってなかったね。多分俺のこと知らないでしょ？俺は高橋。隣のクラス」
『高橋くん…』
高橋「じゃあ、今日から俺と竹内さんは付き合ってるから」
『私、そんなこと言ってない！』
高橋「じゃあ、これみんなにばら撒いていい？」
そう言ってスマホの画面を私に見せてくる。
これをばら撒いたら颯太に迷惑がかかる。
私が我慢すれば…
『分かった、付き合う。だから、それはばら撒かないで。消してください』
高橋「消さないよ、もちろん。脅しに使えなくなるし。じゃあバイバイA」
そう言って去っていく。
これからどうなるんだろう。
その場にしゃがみ込む。
あれほど泣いたのに私の涙は枯れてくれないんだなあ。
なんて思いながら涙を流す。
颯太いつも私のこと見てるじゃん、最近。
人にあたってもしょうがないのに、当たってしまう私に嫌気が差す。
「高橋と竹内ってまじ？」
高校生の噂は広まるのが早い。
次の日学校へ行くとすぐに広まっていた。
昨日誰にも広めないでって言わなかったからだ。
どうして忘れていたのだろう。
きっと言ったところで広められていたには違いない。
高橋「おはよう、A。話あるんだけど」
『分かった』
クラスに入ってきた高橋くん。
朝真鈴に何も言わなかったから真鈴がびっくりした顔をしている。
颯太は…
今、目があったのにあからさまに逸らされた。
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たぬら - 更新楽しみにしてます！！！ (2021年1月8日 13時) (
レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 切なくて泣いちゃいました。。。。更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 5時) (レス) id: 1584070ca6 (このIDを非表示/違反報告)
すず - とてもお話面白いです！更新楽しみにしています！！ (2020年12月28日 12時) (レス) id: 9ade0148b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんりん | 作成日時：2020年12月2日 15時
