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どれくらい泣いていたかわからない。
私が泣いている間ずっと頭を撫でて抱きしめてくれた颯太は優しい。
帰ろう、颯太のその一言で颯太を見上げる。
どうしてそんなに寂しそうな表情をするのだろう。
帰ることになってチャリに乗る。
風が私の涙を乾かしてくれる。
内村「今度あのカフェ行こう、この間言ってた」
昨日行ったくせに。
『バレちゃうよ？』
内村「…」
小声で言った颯太の言葉は風にかき消されて聞こえなかった。
内村「バイバイ、また出かけよ」
『うん、』
家まで送るって言ってくれたけど、私と颯太の家は遠いしチャリでは負担だ。
それに今は1人になりたかった。
家に帰りたくなくて公園による。
ここ真鈴の家の近くだ。
『尚大くん？』
織山「こんにちは、もうこんばんは？」
『そうかも』
偶然会った尚大くん。
織山「なんかあったんですか？寂しそうな顔してるから」
『うん〜、自分が好きな人は自分に振り向いてくれないのは辛いよね』
織山「分かります、オレもそうだから」
『真鈴のこと？』
織山「わかりやすいですか？笑」
『分かるよ、ずっと見てたら分かるよ』
尚大くんも颯太も。
織山「真鈴ちゃんの中でオレは弟で。恋人にはなれないんです」
『うん、』
織山「嘘でもいいから彼氏になりたいなって、」
結局恋人になれたのに私はどうだろう。
いいアドバイスができない。
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たぬら - 更新楽しみにしてます！！！ (2021年1月8日 13時) (
レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 切なくて泣いちゃいました。。。。更新楽しみにしてます！ (2020年12月31日 5時) (レス) id: 1584070ca6 (このIDを非表示/違反報告)
すず - とてもお話面白いです！更新楽しみにしています！！ (2020年12月28日 12時) (レス) id: 9ade0148b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんりん | 作成日時：2020年12月2日 15時
