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今まで隠し通してきた秘密がとうとうバレてしまうかもしれない。冷や汗が流れて、バクバクと心臓の音が早くなる。……でも、だからと言って見て見ぬふりするとか、ここで逃げるなんて考えは1ミリも浮かばなかった。
「クソ共ぶっ殺しに行くぞ！」と息巻く大丸くんが先陣を切る。直樹くんはわたしがついて行くことを心配していたけれど、依然として折れない姿勢を貫けば、何も言わずに頷いてくれた。
「お前はな……たっぷり時間かけて可愛がってやっからなァ」
白百合に入っていくと、ヤンキー集団に囲まれる特攻服姿の難破くんが目に飛び込んできた。
……くそ、難破くんにはわたしたちとヤンキーの皆さんがドンパチやってる間にどさくさに紛れてドロンしてもらうつもりだったのに。でも騒動が起きてからそう時間は経ってないはずだから、今から逃げたらワンチャン間に合うかもしれない。
「てめえら、ウチのシマで好き勝手してんじゃねえぞ！」
「そうだぞこの余所モンが！！」
直樹くんと大丸くんが叫んだ。完全に出遅れたわたしは彼らみたいな格好いいセリフを吐いて登場することはできなかったけど、精一杯の怒りを込めて不良たちをキッと睨みつけてやるなどしました。
すると、騒ぎの真ん中で難破くんを見下ろしていた身体の大きな男が、周りの不良たちに目線で合図を出す。それを受けた不良たちは各々の武器を担ぎ、待ってましたとばかりに飛びかかってきた。
「おい、あんま離れんなよ」
「ぜ、善処します……！」
ポキポキと指の間接を鳴らしながら言う直樹くんの言葉に大きく頷いて、深呼吸。本音を言えばこんな事態、起きないで欲しかったけど、始まってしまったものは仕方ない。逃げ出しそうな足をぐっと踏ん張って、腹を括って両手を構えた。
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リュウ - 続編楽しみに待ってます!! (12月19日 11時) (
レス) @page33 id: 6792b0e39f (このIDを非表示/違反報告)
mie - 本当に面白かったです！毎日更新を楽しみに、わくわくしながら最後まで読ませて頂きました！続編も楽しみにしています！応援しています◎ (12月19日 1時) (レス) @page33 id: b7654c3b50 (このIDを非表示/違反報告)
わーい(プロフ) - 初めまして、いつも素敵なお話をありがとうございます！そして続編…とても楽しみにしていた作品なのですごく嬉しいです！無理せずお身体に気をつけてくださいね(><) (12月18日 13時) (レス) id: 5c007e6399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年12月4日 9時
