132:流行語もいつかは死語になるんだね ページ39
──────────……
「飽きた」
「……それな」
さぁ時間は山ほどあるし何からやりますかって事で。前々からずっと言ってたスマブラを初めて2時間弱。
画面に映されたキャラ選択画面をボーッと眺めて、特に意味もなくカーソルをカチカチ動かしながら言うと、同じように暇そうな米屋が少し間を置いて返事をした。
「あ゛ーっ、疲れた」
「座りっぱだと腰に来んね。いってえ」
ぐーっと伸びをして、座ってたベッドにそのまま後ろから倒れ込む。そんな米屋を横目に、ゲームに集中しすぎてずっと猫背になってた腰を伸ばしたら、なんかバキッて聞こえた気がした。
「ゲームって気分でもねえな」
「はげどー」
「それもう死語じゃね」
「え、嘘でしょ」
「だから姪っ子におばさん呼ばわりされんだよ」
「よくもわたしの地雷踏んづけてくれたなお前」
おっと、わたしの前で気軽に歳と体重の話題に触れるなよ。当たりどころが悪けりゃその場でメテオラ並みの大爆発ドカンだぜ。
……いやほんとさぁ、可愛い子にナチュラルに貶される時のダメージって半端じゃないんだって。
つか禿同ってもう死語なの？これでも一応現役JKを売りにやってるんですけど。時代遅れワード使いこなしてく系JKインザ令和。逆にシャレオツでチョベリグぢゃね〜？(フルコンボ)
「わたしがおばさんなら米屋はクッソジジイだよ、わたし若いからね」
「飛躍しすぎだろ。あと俺のが誕生日遅えんだわ！」
「え、初耳」
「これを機に覚えといて、11月29な」
「過ぎてんじゃん」
「うん」
「ええ……」
「そんな凹む？」
凹むよ。わたしって記念日とか大事にしたいタイプの人だからさ。
恋人の誕生日なんてそんなもんアベックにおける重大イベランキング圧倒的ナンバーワンだろうが。
でもその時まだ付き合ってなかったし、まぁいっか。なんてぶつぶつ呟いてたら、何故か楽しそうな米屋が「可愛いかよ〜」って笑ってた。
……あ、ちょと待って。アベックって死語か。あかん無意識にまた出てたわ。(ババア)
000:相関図的な何か�、�←131:部屋の散らかり具合って割と個性出る
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ペネロッペ(プロフ) - こんばんは！遅くなりましたが続編おめでとうございます！この作品大好きです、これからも応援してます！ (10月16日 21時) (
レス) @page7 id: 2422f6c645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年10月9日 22時
