【番外編】かっとばせ！恋のホームラン！�� ページ19
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アウトにはなってしまったが、今の耳郎のプレーは、間違いなく今回のMVPだった。「絶対に勝つぞ」とギャングオルカが熱い闘志を燃やすと、それに当てられたチームメイトたちも燃え始めた。
そして向かえた2回裏。皆の熱を背負ってピッチャーを名乗り出たのは峰田。何やらロジンバッグを弄っていたかと思うと、ニヤリと笑って球を構えた。
「見せてやるぜ！おいらの魔球をな！！」
「もらった！」
バッターの砂藤が振りぬいたバットが、気持ちいいほど綺麗に球を捉える。そのまま遥か彼方へ打ち飛ばす……かと思われたが。
『シュガーマン打っ…てなーい！！！』
ちゃんと捉えたハズの球は、餅のように伸び、戻ってきた反動で砂藤の砂藤を直撃した。どれだけ鍛えているとはいえ、急所を襲う激痛には耐えられず退場した。
「おおおっ！いいぞグレープジュース！やれ！潰せ！」
「Aちゃん、女の子がそんなこと言わないの」
続け様に庄田をもアウトに追い込んだ、ロジンバッグで白く着色した峰田のもぎもぎは誰にも打てない、正真正銘、彼だけの魔球だ。テンションの上がったAがはしゃぐと、にこやかに笑った上鳴がそんな彼女の失言を優しく咎めた。
そして、このピンチにライオネルズから立ち上がったのは鉄哲。
「こういう時は頭脳プレーよ」
「オイ！脳筋がなんか変なこと言ってるよ！お？潰せ潰せ！」
「おうよ！うなれ魔球！！」
「球が前に飛ばねえなら……」
ゲラゲラ笑うAの煽りはガン無視で、瞳に闘志を燃やす鉄哲がバットを構えると、みたび峰田の魔球が飛ぶ。
「バットごと打ち返したらァ！」
……やはり彼は脳筋だった。
確かに球をくっつけたバットごとぶん投げたことで球は飛んだが、HLB以前に普通の野球においてもバットを投げるのはNG。それを告げられてもなお「なんで？！」と驚く彼は間違いなくバカだ。
『バカですリアルスティール！危険行為によりバカ丸出しの退場処分！』
「何をしている貴様！！反省しろ！！」
これにはシシドの怒りも最高潮まで達してしまい、彼は鉄化した鉄哲の肩を掴み、グラウンドの隅に叩きつけた。杭のように地面に差し込まれて身動きの取れない鉄哲を見て、Aは…いや、この場の全員がぶるりと身を震わせた。
((((こ、怖え……))))
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まめこ。(プロフ) - 星麗奈さん» コメントありがとうございます！こちらこそそう言って頂けて嬉しいです😭💓これからもちんたら更新してくと思いますが、ご愛読頂けると幸いです🍀 (2023年1月14日 14時) (
レス) id: e800b36b66 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ。(プロフ) - けんまおし1016さん» 返信遅れてすみません💦物間くんかっこよすぎて𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______止まりませんね！🤣🤣🤣 (2023年1月14日 14時) (レス) id: e800b36b66 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ。(プロフ) - なうさん» 返信遅れてすみません💦たくさん読み返して下さってるなんて……！気に入って頂けてめちゃめちゃ嬉しいです( ͒ ́ඉ .̫ ඉ ̀ ͒)💗 (2023年1月14日 14時) (レス) @page11 id: e800b36b66 (このIDを非表示/違反報告)
星麗奈(プロフ) - 初コメ失礼します。物間くんが大好きで何度も読んでいた作品だったので、また更新を再開してくださり嬉しかったです！個人的に今まで読んだ物間くんの小説の中でもこの作品が一番好きなので、これからも楽しみにしています！ (2023年1月14日 2時) (レス) @page11 id: 288f12bbfe (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - あー！！！物間くんアイラーーーブ！！！！！ (2022年10月17日 19時) (レス) @page7 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2021年4月20日 21時
