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指名先のレベルが高ければ高いほど、その期待も大きくなる。つまり、プロからの指名がそのまま自身へのハードルとなるわけだ。
で、先の体育祭を経て舞い込んだ指名の結果というのが。
「例年はもっとバラけるんだが、今年は3人に注目が偏った」
-A組指名件数
轟 ━━━━━━━━━━━ 4123
青柳 ━━━━━━━━━ 3952
爆豪 ━━━━━━━━ 3556
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相澤が示した黒板に、指名数のグラフが映る。他と圧倒的な差をつけたトップランカー3人に自分の名前を見つけ、Aは「お」と小さく声を漏らした。一方で、指名の少ないもの、並びに全くなかった者の、悔しげな声があちこちであがる。
「上位の順位逆転してんじゃん」
「表彰台で拘束されたヤツとかビビるもんな……」
「ビビってんじゃねえよプロが！」
白い目を向けられた勝己の咆哮。そんな彼を横目にフンと鼻を鳴らしたAは、自慢げだった。
言わばこのグラフは、周りからの評価だ。その数値で勝己を上回れた。もちろん1位を狙いたかったが、親の話題ありきでトップの轟にここまで迫れたなら上々だと思う。
「これを踏まえ、指名の有無に関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう」
AたちはUSJで一足先に会敵したが、本来ならこの職場体験で初めてヒーロー活動を体験する。体験とはいえ実際にプロの現場に出るわけだから、ヒーロー名が必要になってくるのだ。
それなら俄然楽しみになってきたと、一同は更にワクワクを募らせた。
「まァ仮ではあるが適当なもんは…」
「つけたら地獄を見ちゃうよ！！」
ガラッ！と勢いよくドアが開け放たれる。
初めこそは真横の扉がいきなり開いて驚いていたが、ここ最近はこういう登場が多すぎて、もはや見向きもしないAである。
「この時の名が！世にそのまま認知され、プロ名になってる人多いからね！」
グラマラスな身体のラインを強調させるポーズで現れたのはミッドナイト。相澤に変わって、彼女がAたちの考えたヒーロー名の査定をするのだと言う。そして完全に職務を丸投げした相澤は早速寝袋にくるまった。
(名前ね……)
『名は体をあらわす』と言うが、将来自分がどんなヒーローになりたいのか、名付けることでそのイメージが一気に鮮明になる。
Aは配られたボードをジッと見つめ、ペンを握る。憧れと、見据えるべき目標を。いつか花開く未来の自分へ贈る名を、さらさらと綴った。
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レナ(プロフ) - 面白いので更新してください！ (3月13日 3時) (
レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
もり - 青柳ちゃんかっこかわいいー！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 9時) (レス) @page8 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろんなヒロアカ小説読みましたが、こちらのヒロインちゃんが1番好き！！強くてかっこいい女子好きです！これからどうやって恋愛展開になっていくのか楽しみです！！更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page3 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年9月30日 23時
