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あれから新たに止まった駅で乗り込んできた乗客にも注目され、褒め讃えられ。雄英の最寄り駅までたどり着いた頃には、Aはもう揉みくちゃだった。
「はあ、しんど……」
あの状況で愛想笑いばかり浮かべるのはかなりしんどい。朝から体力使ったなぁ、と。Aは傘を杖代わりに、大きくため息を吐いた。
「流石、モテる女は違うなぁ」
「？！」
すると、後ろからそんな声がして。また体育祭の……？とAが若干うんざりしながらも振り返ると、そこには見覚えのある顔があった。
「物間……？」
「おはよ」
雄英高校ヒーロー科1年B組、物間寧人。そういえば体育祭の騎馬戦では彼が率いるチームと一悶着あった。そのこともあって、彼に対する印象はかなり悪くなっている。Aは目を細め、彼を睨めつけた。
「嫌だわ。どこからつけてきてたの？悪趣味ね」
「オイオイ勘弁してくれ、地元同じだろ」
「アンタなんか知らないわ。アンタのせいでクソダサい二つ名が知れ渡ったんだもの」
「ダサい自覚はあったんだ？」
「自分で名乗ってた訳じゃないから」
ふんっと顔を背けて歩き出すと、しれっと横に並んでくる物間。彼とは中学時代からの付き合いだが、当時からどうもいけ好かなかった。『無双の青柳』なんて、どこかの誰かがつけた一昔前のダサいヤンキーみたいな呼び名が広まったことを、どうやらAは根に持っているようだ。
「私に絡まない方がいいわよ。今すごく不機嫌なの」
「えっ…もしかして純粋な一般人に声をかけられたことに苛立ってるのかい？聞き捨てならないなァ、これだからA組は！」
「……低気圧よバカが」
朝から疲れさせないでちょうだい、と訴えかけるも、相変わらず物間は聞く耳を持たない。そしてAは、そんな物間を振りほどこうと頑張るだけ無駄だとよく知っている。
そんな訳で結局学校まで一緒に歩くハメになるのは、言うまでもない。
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レナ(プロフ) - 面白いので更新してください！ (3月13日 3時) (
レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
もり - 青柳ちゃんかっこかわいいー！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 9時) (レス) @page8 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろんなヒロアカ小説読みましたが、こちらのヒロインちゃんが1番好き！！強くてかっこいい女子好きです！これからどうやって恋愛展開になっていくのか楽しみです！！更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page3 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年9月30日 23時
