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それから数時間に渡り、プロヒーローとは何ぞやということを散々叩き込まれた。これではまるで普段の授業と変わらない。将来のために必要なことだと分かってはいるが、もっとヒーローらしい活動をしたいというのもまた本音である。
そんなAが外に出たくてうずうずし始めたのを見越したように、ベストジーニストがふたりを連れてパトロールへ赴いたのが数分前の話。
「唐突だが質問だ」
至って平和な東京の街を歩きながら、ベストジーニストは口を開いた。
「パトロールは敵の犯罪を抑止するために行うものだが、副次的効果も期待できる。それは何か」
「敵を見つけたら速攻でぶっ潰す」
「そんな訳ないでしょ」
即答した勝己の一言を一蹴し、大きく溜息を吐き出す。あァ？！と激昂した勝己に睨まれつつも、腰に手を当て渾身のドヤ顔で答えてみせた。
「ヒーローである私たちの存在を示し、市民に安心を与えるため、ですね」
「その通り」
大切なのは、守る者と守られる者との間に信頼関係を築く事だと、ベストジーニストは続けた。
ヒーローたちが身を削ってでも死地へ飛び込む覚悟をするように、守られる側にも、他人に命を預ける覚悟がいるのだ。得体の知れない相手より、よく知った馴染みのあるヒーローの方が信頼できるのは当然のことだろう。
しかし勝己は面倒くさそうに顔を歪め、チッと舌打ちしながら吐き捨てた。
「ご機嫌伺いかっつの」
「当たり前じゃない。他人に救われる腹を決めるのって相当勇気がいるものよ。だからこそ少しでもたくさんの信頼を得なくちゃ」
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続く
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レナ(プロフ) - 面白いので更新してください！ (3月13日 3時) (
レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
もり - 青柳ちゃんかっこかわいいー！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 9時) (レス) @page8 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろんなヒロアカ小説読みましたが、こちらのヒロインちゃんが1番好き！！強くてかっこいい女子好きです！これからどうやって恋愛展開になっていくのか楽しみです！！更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page3 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年9月30日 23時
