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それからサイドキックに案内された更衣室でコスチュームに着替え、改めてベストジーニストと向き合う。
悠々とした態度の裏に強者オーラが見え隠れして、流石はNO.4を冠するだけはあると、Aは感心しつつも背筋を伸ばした。
…………が。
「正直、君たちのことは好きじゃない」
「「は？」」
はっきりと告げられ、思わず声を揃えてしまった。唖然としている間にも、ベストジーニストは淡々と言葉を並べていく。
「私の事務所を選んだのもどうせ、5本の指に入る超人気ヒーローだからだろう？」
(自分で“超人気”とか言った………)
色々とツッコミどころはあるが、彼の言うことは全くもって事実である。Aは、指名があったヒーローの中でチャート順位が1番高かったからこの事務所を選んだ。それ以上の理由はない。……しいて言うなら、優雅な立ち振る舞いから女性ファンも多い彼の、強さとエレガントさを持ち合わせたスタイルが気になったというのもあるが。
「指名入れたのアンタだろうが」
「そう。最近は良い子な志望者ばかりでね。久々にグッときた」
さらりと流れる前髪を指先で整え、その指で真っ直ぐにふたりを指し、ベストジーニストは言った。まるでAたちが“悪い子”みたいな物言いに、内心ムッとする。
「君たちの体育祭での活躍、見せてもらった。潜在能力の高い個性を自在に操り、更に応用力まで身につけてる。今すぐ事務所のサイドキックに採用されてもおかしくないほどの逸材だ。
……特にマリイ･ローズ」
「！」
呼ばれ慣れない名前に、言葉より少し遅れて肩が跳ねる。真っ直ぐに見つめられ、咄嗟に目を逸らしてしまった。バクバクうるさい心臓の音を悟られないよう、恐る恐る視線を戻すと、相変わらずその蒼い瞳はこちらを向いていて。ジーンズ生地に覆われて見えない口元が動いて、ベストジーニストは再び言葉を紡ぐ。
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レナ(プロフ) - 面白いので更新してください！ (3月13日 3時) (
レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
もり - 青柳ちゃんかっこかわいいー！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 9時) (レス) @page8 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろんなヒロアカ小説読みましたが、こちらのヒロインちゃんが1番好き！！強くてかっこいい女子好きです！これからどうやって恋愛展開になっていくのか楽しみです！！更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page3 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年9月30日 23時
