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飯田の件に後ろ髪引かれつつも電車に乗り、お茶子たちと別れ、事務所の最寄り駅で降車する。
しばらく歩いて、東京都心にある“とあるヒーロー”の事務所前で立ち止まったAは、わなわなと震えていた。
「ちょっと…………！」
……もう一度言おう。震えていた。
「なんでアンタまでここにいんのよ……」
震える拳を握りしめ、目を細めて顔を上げると、目の前の人物はまるで鏡写しのように、握り拳を震わせてAを睨め下ろしてきた。
「それはこっちのセリフだクソ女ァ……！」
目尻をほぼ直角に吊り上げてブチ切れているのは勝己。
もうお分かりだろう。職場体験先に、まさかの彼と同じ事務所を選んでしまったのだ。大嫌いな相手と1週間も一緒に過ごさねばならないなんて。控えめに言って鳥肌モノである。
もう既に帰りたくなったが、これも学びのためだと何とか自分を説得しながら扉を開けた。
「─────いらっしゃい、よく来たね」
涼やかな、耳障りの良い声がふたりを出迎える。
シュッとしたスタイリッシュな外観をした事務所の主は、そんな建物に負けず劣らずスタイリッシュな格好をしたプロヒーロー。ビルボードチャート4位の人気ヒーロー、ベストジーニストだ。
「雄英から来た青柳Aです。指名ありがとうございました。今日から1週間、どうぞよろしくお願いします」
「こちらこそ。よろしく頼むよ」
ぺこりと頭を下げて挨拶をすると、ベストジーニストはそれにクールに応えてみせた。
一方で相変わらず愛想の悪い勝己は挨拶はおろか、社交的な笑みを浮かべるAを気味悪げに睨むので。盛大な舌打ちをかましてやりたいのをグッと堪え、とりあえず肘で軽く小突いておいた。
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レナ(プロフ) - 面白いので更新してください！ (3月13日 3時) (
レス) @page17 id: f9e6be770b (このIDを非表示/違反報告)
もり - 青柳ちゃんかっこかわいいー！！めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (1月5日 9時) (レス) @page8 id: 9b7538881a (このIDを非表示/違反報告)
エリス(プロフ) - いろんなヒロアカ小説読みましたが、こちらのヒロインちゃんが1番好き！！強くてかっこいい女子好きです！これからどうやって恋愛展開になっていくのか楽しみです！！更新頑張ってください！ (10月12日 17時) (レス) @page3 id: 6970de97bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年9月30日 23時
