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色鮮やかなその花の名はミムラス。
その花言葉に、Aはお茶子への気持ちをありったけ込めた。恐怖を押し殺したような引き攣った笑顔なんかじゃなく、ふわふわした雰囲気に良く似合う、あのかわいい笑顔が見たいと思ったから。
「私はいつでもお茶子ちゃんの味方だから」
上手く言葉にできなくて、それでも絞り出した声に、お茶子は驚いたように目を見開いた。
お茶子にとってAは、美人で綺麗で賢くて、いつも余裕のある格好いいお姉さんのような存在だけど、そんなAにももちろん苦手なことや不器用な一面はあって。彼女なりに一生懸命悩んで考えて、まっすぐに向き合ってくれたことが嬉しかった。迷うのも悩むのも自分だけでないと知った。そう思うと格好良かったはずのAがたちまち可愛らしく見えて、僅かに震えるその手を取る。
「Aちゃんとか見てたらさ…ほんと楽しそうに戦ってて、勝つために必死で…ビビってる私がアホみたいで……後ろ向きなこと言ったら、水差すみたいで申し訳なくて」
「そんなこと……！」
「でも！！」
びくっと肩を震わせて必死で首を振るAの、長い髪がさらさら揺れる。そんな彼女の不安を拭うように、お茶子はにこりと笑った。
「杞憂だったみたい。Aちゃん、すっごく優しいもん。おかげで元気出た！」
その笑顔に、心のモヤが晴れていく。そしてお茶子もまた、ほっとしたようなAの笑顔に救われていた。ミムラスの花を優しく掌で包むと、Aの優しさと共に甘い香りが広がる。安心しきったお茶子は、はあーっとため息を吐いて眉を下げた。
「正直さぁ、めちゃめちゃ怖いんよねえ」
「大丈夫。私はお茶子ちゃんを応援してるから」
「うん！……いやちょと待って、でもここで勝ち上がったらいずれAちゃんと…！」
「うふふ、負けないわよ」
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まめこ。(プロフ) - 蓬生 綾さん» (°д° )!!今確認してきましたがその通りですね…！すぐ訂正しますね！報告ありがとうございます！ (6月2日 22時) (
レス) id: e800b36b66 (このIDを非表示/違反報告)
蓬生 綾(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください~！ページ7のマイク先生の轟くん紹介台詞ですが夢主ちゃんが2位だったので正しくは3位•１位ではないでしょうか、、？ご報告失礼します。 (2023年2月12日 1時) (レス) @page7 id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2023年2月7日 11時
