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Aたちの行く先に立ちはだかったのは、見上げるほどの巨躯。
入試でラスボスとして現れた０ポイント敵が、大量に並んでいた。
『さぁいきなり障害物だ！！まずは手始め第1関門！
──────ロボ･インフェルノ！！！』
起動音があちこちで鳴り響き、ロボたちが動き出した。
ヒーロー科以外の生徒は初めて見る仮想敵たちに怖気付いたように、ジリ、と後ずさる。ヒーロー科の面子も、入試時は無駄に大きいし倒してもポイントにならないしで避けてきたこともあり、その顔から余裕の表情が消えていく。
そんな中、ここでもやはり、真っ先に動いたのは轟だった。
━━━━━━━━━バキバキィッ！！
｢！｣
地面に這わせた手を思い切り振り上げて、発された冷気がロボを氷漬けにする。流石は推薦入学者の肩書きを背負うだけあり、その個性出力は凄まじい。
｢あいつが止めたぞ！あの隙間だ！通れる！｣
動けないロボの合間を縫って第1関門を通り抜けていく轟に続くように、他科の選手が走り出した。
(通れないわよ馬鹿共。)
轟が凍らせたロボは今まさに彼に襲いかかる直前だった。
不安定な体勢で氷漬けにされたのだからもちろん、崩れてくるのは時間の問題なわけで。
『1-A轟！攻略と妨害を一度に！こいつぁシヴィー！
すげえな！一抜けだ！アレだな、もうなんか…ズリぃな！！』
一瞬にして第1関門を抜けた轟の強さに、テンションの上がったプレゼントマイクの実況が白熱する。
一方、崩れ落ちたロボを前に、Aは少し考えた。
正面から突っ込んで突破するもいいが、予選で個性を使いすぎるのもよくない。ここは温存しておくべきか。だとしても個性を使わずしてこの関門をくぐり抜けられるとは思っていないし、指先から芽吹いた植物が華奢な腕を這って覆うと、Aはその手を地面に触れる。
｢……まぁ、使いすぎなきゃ問題ないか｣
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まめこ。(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます！ほんとデクくん可愛いですよね……！こんな弟いたら確実にブラコンです^^ (2022年6月3日 19時) (
レス) id: c383897a04 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - デク可愛いなあ、、確か弟属性だ、、可愛い、、、 (2022年6月3日 17時) (レス) @page21 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ。(プロフ) - 小川優さん» コメントありがとうございます！青柳ちゃんは心も喧嘩も最強だと思っております笑笑 (2022年6月2日 22時) (レス) id: c383897a04 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - めっちゃ面白かったです!青柳ちゃん強し笑 (2022年5月31日 23時) (レス) @page17 id: 43275f8478 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ。
| 作成日時：2022年4月12日 22時
