研磨くんは甘えんぼ。【孤爪研磨】

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黒尾｢なァ研磨、お前そろそろA離れしろよ｣

研磨｢何それ。親離れみたいな感じで言わないで｣


研磨に激しく同感です。
…………って言ってもちょっと離れて欲しいっていうのはお兄ちゃんに同感なんだけど。

研磨はいつでもどこでも甘えたちゃんで、帰り道の今だって、ぴたっとくっついてきて離れない。


研磨｢ここが落ち着くの｣

黒尾｢Aの事お兄ちゃんにも貸してほしいなー｣

｢｢やだ｣｣

黒尾｢2人揃ってやめてくれよ｣


お兄ちゃんのシスコン！
研磨なんてすっごい眉顰めて｢何言ってんだお前｣って顔いっぱいで表現してるもん。


黒尾｢研磨の野郎、Aがリエーフと話してたの見て嫉妬してたんだぜ？｣

｢ほんと？｣

研磨｢違うし。嫉妬なんてしてないし。｣


それであんなに甘えてきたのかぁ、納得。


黒尾｢ていうかなんでそんなAにくっつこうとするわけ？｣

研磨｢お人形さん｣

黒尾｢それは酷えだろ｣

研磨｢冗談だよ。そんなのも分かんないの｣


うわぁ、辛辣ぅ………………


研磨｢Aといると落ち着く｣

｢そーなの？なんか嬉しい｣

研磨｢ん｣

｢あー、はいはい｣


ぴたりと足を止めておいでおいでって手招きするから私もそこで止まったら、後ろからぎゅうっと抱きついてくる。
ほんとに猫みたいだなぁ研磨って。


黒尾｢目の前でいちゃいちゃすんのやめてくんね？｣

研磨｢してないし。先帰れば｣

黒尾｢何でそんなこと言うのかねェ｣


俺だってAと帰りますー、って。
研磨とお兄ちゃん、どっちが年上なのかよくわかんない時がある。









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