44cm ページ44
「でも、天才的な人選だったわ、ふはっ！」
「だよな！俺もそう思う。」
「いやー、本当に面白かった。」
けらけらと笑うA。
確かに傑作だった。
「地獄に堕ちろ。」
殺してやりたいと、本気で思った。
でも。
“お願い、お願いだから…！”
Aの声で我に返った。
こいつを潰すより今は。
「ルーハン、もう大丈夫だからね？」
目の前のこいつのことを。
よし、もう大丈夫だと思うけど、念のため。
自分のネクタイをほどき、男の方へ一歩踏み出す。
「おわっ、」
「ルーハン！落ち着いて！ね？」
後ろから抱き締められる。
さっきは気が立ってたからそんなに意識しなかったけど。
不謹慎ではあるが…良いもんだな。
ま、それはともかく。
「大丈夫だよ、A。」
そっと回された腕をほどく。
すんなり離れたあたり、冷静なのが分かったんだろう。
「く、くるな！」
もう逃げる気力もないだろうが。
「ぐっ、」
男をうつ伏せにし、手首をネクタイで縛る。
「動いたら、分かってんだろ？」
「っ…！」
耳元で言えば、固まった。
さて、そろそろ
「ソン！！！」
「チョギュヒョン、」
物凄い勢いで教室に入ってきた。
「怪我はないか？ない？はあ、良かった。
…鹿、場所変われ。」
「…はいっ。」
やべーこえー。
ネクタイから手を離し、Aのところへ行く。
「てめぇ、」
「ギュ、ギュリムたん…？」
「…は？」
「ギュリムたん！どうしてここに？」
「…寒気が。」
「ミノ、警察呼んだよな？」
「そろそろ来るはず。いや、来い。」
「うちの生徒に手を出すんじゃねーよ！」
「ぐえっ、ギュリムたん、Sっ、」
「私、他の教師呼んでくる。」
「あ、さっきジョンヒョン行かせた。」
「やるなミノ。あ、足音」
「ソン！！！」
「チャンミン先生、」
ジョンヒョーン！
「怪我はないか？
ギュヒョン、場所変われ。」
「おお。」
「「「…デジャヴ。」」」
あ、ハモった。
「てめぇ、」
「チャンミりん！？」
「…オマワリサーン。」
「ミノ、何調べて…え、」
「やべえよこれ。」
“ギュリムたん チャンミりん”
「ばっ、来んな！」
「這うな！」
「もう、ツンデレなんだから！」
画面には、赤いドレスの女がふたり。
「…似てる。」
「恐ろしくな。」
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蓮美(プロフ) - 鹿さん» 鹿さん初めまして！お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。分かりにくかったですね、すみません！名前を呼んだり、登場人物の数を調整したりして工夫してみようと思います。コメントありがとうございました！ (2016年2月4日 18時) (
レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらってます^^ 質問なんですが、誰がどのセリフを言っているのか分からないので話し方？など見分け方を教えていただけませんか？＞＜ (2016年1月15日 0時) (レス) id: 1d6d36a161 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは。ソンというのは、主人公の名字です。分かりにくかったですね。申し訳ありません。以後気をつけます！コメントありがとうございました。 (2015年12月30日 12時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ソンさんって誰ですか？ (2015年12月27日 12時) (レス) id: dd794a5542 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - ★あか★さん» ★あか★さん、コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまい、すみません(>_<)キャラ、好きって言っていただけて嬉しいです。励みになります！これからも楽しんでいただけるよう、がんばりますね！ありがとうございました！ (2015年11月27日 22時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮美 | 作成日時：2015年9月21日 23時
