22cm ページ22
「分かったでしょ。
私のことなんか好きじゃない。」
何も言えない
「いや、好きだよ。」
鹿�爾犬磴覆ぁ�
「あのさ、本当に馬鹿なのかな？」
「まさか。心外だな。」
「じゃあ、」
「おかげ様で、本当の気持ちに気付くことができたよ。」
「…良かった、ね？」
ふふ、
「俺、相当君のこと好きみたい。」
「はぁ？」
あっは、その顔最高。
「まだそんな戯言をぬかすか。」
「口調やばいよ。」
「あんたの頭ほどやばくない。」
「Aが好きすぎてやばいって？」
「言ったよね？
好きな人の顔は見られないって。」
「言ったよ。」
「でも、私の顔見るって、」
「A。
彼女の顔を見られない男って、いると思う？」
「っ、」
かーわいい。
目見開いてる。
反応が、純粋なんだよね。
今ならいけそう。
両手をさっと握る。
「ちょっと、」
やっぱり、動揺しすぎて避けられなかったね。
握っちゃえばこっちのもん。
「離してよ！」
そんな抵抗無駄だよ？
かーわいい。
「私彼女じゃない。」
「なってよ。てかするわ。」
「無理。」
「本気だよ、俺。」
そう言うと動きを止めた。
こちらの真意を探るかのように、じっと見つめてくる。
あ、やばい。
今くらっと来た。
「…じゃあ。」
「え、」
ふっ、と視界が回った。
「本気だったら」
待って。
今、見下ろされてる？
またがるように、膝立ちをしている。
「私、」
徐々に近付いてくる顔。
癪なことに、心臓がうるさくなってきた。
「あんたの彼女に」
そこまで言って、妖艶な笑みを浮かべた。
こいつ、こんなに色気あった？
顔が火照るのを感じる。
「なるわけねーだろばーーーーか。」
っ、
「じゃあ、」
胸に置かれた右手に、また顔が熱くなる。
掴むことも出来ない。
細い指がポケットに入り、
ちゃりん
「頂きます。」
立ち上がり、扉へ向かう。
がちゃり
鍵の閉まる音とともに、姿を消した。
と思ったら、再び開いた扉。
「あんた、そこまで馬鹿じゃないでしょう？」
がちゃり
再び、鍵の閉まる…
待って、出られないじゃん！
ばっ、と立ち上がり、扉に向かう。
まじで鍵かかってる！
どうしよ、
周りを見渡せば、机の上に
“馬鹿じゃないでしょう”
鍵がひとつ。
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蓮美(プロフ) - 鹿さん» 鹿さん初めまして！お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。分かりにくかったですね、すみません！名前を呼んだり、登場人物の数を調整したりして工夫してみようと思います。コメントありがとうございました！ (2016年2月4日 18時) (
レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらってます^^ 質問なんですが、誰がどのセリフを言っているのか分からないので話し方？など見分け方を教えていただけませんか？＞＜ (2016年1月15日 0時) (レス) id: 1d6d36a161 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは。ソンというのは、主人公の名字です。分かりにくかったですね。申し訳ありません。以後気をつけます！コメントありがとうございました。 (2015年12月30日 12時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ソンさんって誰ですか？ (2015年12月27日 12時) (レス) id: dd794a5542 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - ★あか★さん» ★あか★さん、コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまい、すみません(>_<)キャラ、好きって言っていただけて嬉しいです。励みになります！これからも楽しんでいただけるよう、がんばりますね！ありがとうございました！ (2015年11月27日 22時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮美 | 作成日時：2015年9月21日 23時
