4cm ページ4
Tシャツを、着てないの？
目が語ってる。
あは、やっぱ免疫ないよね。
「ん？どうしたの？」
「いや、驚いただけです。」
あれ？この子、
「えっと、何か？」
照れて、ない？
「あのー…？」
っ、やばいやばい。
「あ、そうそう。何か用事があったのかなーと思って。」
「あ、大丈夫です。
また後で行きますから。」
「えー、教室で待ってれば良いのに。」
「いえ、急ぎの用じゃないので大丈夫です。
ありがとうございます。」
何この子。
普通なら、これくらい言えばくるのになー。
あ、そうだ。
「ねぇ、ジュンミョナと仲良いの？」
「え？あぁ、キム？
去年クラスが一緒だったんです。」
「あ、昨日ごめんね？
話の邪魔しちゃって！」
「昨日…あ、大丈夫です。
大したこと話してないので。」
「そっか。」
うーむ、しぶといなあ。
「あ、俺中国人なんだよね。
ちょっとさ、日本の漢字教えてくれない？」
「あれ、私日本人だって言っ…まぁ知ってますよね。
や、私で良ければ。」
「やった。
ちょっとさ、今良い？」
「あ、はい。」
ふあ、長かった。
うん、勉強系のことにしたら食いつくんだな。
戻ってきた教室。
んー、さすがにTシャツ着ようかな。
そういえばあの子今どこ？
静かなんだけど。
「あ、」
教室の壁の、掲示板の前で突っ立っていた。
手に取ったTシャツを再び机に置いて、近付く。
「何見てんのー。」
「あ、いえ特に。」
教室の中心の方へ行こうとするから、
手を掴み、ぐっと引っ張る。
「え、わっ、」
再び壁に近付く、というより倒れ、背中を付けたこの子の
顔の横に手をつく。
「ね、良い？」
顔をぐっと近付ける。
「え、さっき言いましたよね？
漢字のことくらい、いつでも。」
表情ひとつ変えないでそう言った。
こうなれば、こっちももう意地。
「ソンさん、」
唇を寄せ、重ね
「いっ！」
「やる相手、間違ってません？」
そう言ってにっこりと笑い、出て行った。
脛、思いっきり蹴りやがった…！
「ルハニヒョン、おはようございます！」
「ジョンデ…。おはよう。」
「これ、チャンミン先生からです！」
「おお、さんきゅ…。」
「なんか疲れてます？」
「んーや。
ちょっと、獲物を仕留め損なっただけ。」
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蓮美(プロフ) - 鹿さん» 鹿さん初めまして！お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。分かりにくかったですね、すみません！名前を呼んだり、登場人物の数を調整したりして工夫してみようと思います。コメントありがとうございました！ (2016年2月4日 18時) (
レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらってます^^ 質問なんですが、誰がどのセリフを言っているのか分からないので話し方？など見分け方を教えていただけませんか？＞＜ (2016年1月15日 0時) (レス) id: 1d6d36a161 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - なおさん» なおさんこんにちは。ソンというのは、主人公の名字です。分かりにくかったですね。申し訳ありません。以後気をつけます！コメントありがとうございました。 (2015年12月30日 12時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ソンさんって誰ですか？ (2015年12月27日 12時) (レス) id: dd794a5542 (このIDを非表示/違反報告)
蓮美(プロフ) - ★あか★さん» ★あか★さん、コメントありがとうございます！お返事が遅くなってしまい、すみません(>_<)キャラ、好きって言っていただけて嬉しいです。励みになります！これからも楽しんでいただけるよう、がんばりますね！ありがとうございました！ (2015年11月27日 22時) (レス) id: 43c7fd0513 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮美 | 作成日時：2015年9月21日 23時
