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100話 ページ17

あの後、駅前に戻ると光は電話ボックスであかりさんに電話をかけにいってAとさゆちゃんは広場の階段で座っていた

さ「…ヒック、ヒック」

『…ふふ、なんだかんだ変わらないね2人とも』

さ「え?」

不思議そうにさゆちゃんがAをみると、電話が終わった光が来た

光「参ったな〜」

さ「ごめん…」

光「あぁ、そう言う意味じゃなくて…次の電車までどうやって時間つぶそうって話」

さ「あたしのせいで乗り遅れたから…」

光「お前ら…全然変わってねーのな」

するとクラクションの音が聞こえた

狭「ダメじゃーん女の子なかせちゃ」

光「『狭山/くん!』」

クラクションを鳴らしたのは、サヤマートの車に乗った狭山くんだった

Aとさゆちゃんは荷台に乗って、まだふせたままのさゆちゃんをAは苦笑いしながら見ていた

『前もね…』

さ「え?」

Aが話だし、さゆちゃんは顔を上げてAの方をみた

『前もね、ちさきとまなかがケンカしてたなって…さ「え!ちさきさんとまなかさんが?」

『うん、ちさきは頑固だから謝っても中々許してくれないし…まなかはまなかでずっと泣いてるし…よく2人の間に入っては仲直りさせたりして…ほんと大変だったなー!』

さ「へー…あの…Aさんはケンカしなかったんです?」

『ん?ちさきたちと?』

さ「は、はい!」

『もっちろん、ケンカしたよー!その時はちゃんと仲直りしたけどね!…だけどね』

笑いながら話していたAが急に落ち込んだ表情をしてさゆちゃんは首を傾げた

さ「?」

『私は、ちさきたちより翔とのケンカの方が多かったかな〜ふざけたケンカもしたけどさ、それでも翔とはよくケンカしてお母さんに怒られたりしてた…』

さ「あ、そうだったんですか…」

『もう、ケンカ…できなくなっちゃったけどね』

Aは笑ってそう言うと、海の方に顔を向けた

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なずさ(プロフ) - 美貴さん» ありがとうございます!!本当に応援の言葉が励みになります(´;ω;`)最終章までお付き合いいただけたら嬉しいです! (2020年12月8日 20時) (レス) id: a5647d47c0 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - ヤバイ!展開が超気になります!これからどのような展開になるか考えただけでワクワクが止まりません!無理はせずに自分のペースで更新をしてください!!頑張って下さい!応援してます! (2020年12月7日 22時) (レス) id: a16bbe48e9 (このIDを非表示/違反報告)
なずさ(プロフ) - 美貴さん» わぁ!ありがとうございます(´;ω;`)本当に嬉しいです! (2020年12月6日 17時) (レス) id: a5647d47c0 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - 更新楽しみに待ってました!また一気に読んでしまいました!これからの展開がとても気になります! (2020年12月5日 17時) (レス) id: a16bbe48e9 (このIDを非表示/違反報告)
なずさ(プロフ) - むあさん» 消しませんよ!完結までちゃんと書きます! (2020年12月5日 16時) (レス) id: a5647d47c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なずさ | 作成日時:2020年6月7日 21時

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