武蔵神社へ ページ31
…次の日の６月１９日…
【 武蔵神社 】 に集合するため、
自宅を出てから徒歩で向かっていると…
後方からバイクの音が近づいて来るのが分かった…
不思議に思って後ろを振り向くと、
バイクを走らせながら近付いていたのは…隆だった。
貴『 隆！？』
三「よっ、A！」
貴『…つーか、そのバイクどーしたんだよ？』
三「知り合いの先輩から貰った！
いいバイクだろ？｣
貴『名前聞いてもよく分かんねーけど、
かっこいいバイクってのは分かる…』
…貰うのは個人の自由だけどさ…
ぜってー免許持ってねーだろ…
無免許運転だ…(--;)
三「これから 【 武蔵神社 】 に行くんだろ？
オレも今から向かうし、後ろに乗れよ！」
貴『…え？乗れよって言われても…
バイク乗ったことねーよ…』
三「メット付けて、後ろに
隆はそう言いながら、私にメットを手渡す…
…よく分からないが、
隆のように付ければいいのだろうと思い…
メットのベルトをカチッと閉め、
頭には被らずに首の後ろにメットをぶら下げる…
…そして、
隆に支えられながらバイクの後ろに跨った…
貴『…これでいーのか？』
三「おう！
振り落とされねーようにしっかり掴まっとけよ？」
そう言って、
隆はゆっくりとバイクを走らせた…
貴『わわっ！？動いた！？』
三「ハハッ！そりゃ動くだろ！」
貴『 “ 自動二輪車 ” っつーんだから、
動くのは分かるよ！
でも…乗んの初めてだし、
そんな事を叫びながら…
私は怖さを紛らわすかのように、
隆に ギューッ と思いっきりしがみついた…
三「っ！///
( …喧嘩強ぇーくせに、
こんなことで怖がったりすんだな…
ギャップあり過ぎだろ…/// )」
貴『…よくバイクなんか乗れるな…怖くねーの？』
三「全っ然ヘーキ！
風に当たんの気持ち良くね？」
貴『…気持ち良いけど、今はまだ怖い…』
三「あっはは！その内慣れるさ！
…ところでさぁ、A…
もうちょいスピード出してもいいかぁ？」
貴『はぁ！？更にスピード上げんの！？
これ以上はマジで目ェ開かねーから！！』
三「だって、早くしねぇと遅れちまうよ…」
そう言って、
隆は私の有無を聞かずにスピードを上げた…
その時の隆はどこか、
私の反応を楽しんでいるようにも見えた…
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シーナ(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます(*^^*)そう言って頂けて光栄です"(⌯︎¤̴̶̷̀ω¤̴̶̷́)✧︎これからも精一杯頑張りますので、よろしくお願いしますm(_ _)m (2022年1月20日 22時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 1話1話の内容が読み応え(濃くて)があって、読んでいると時間を忘れる作品でした！更新頑張ってください（ｹﾗｯ (2022年1月19日 21時) (レス) @page47 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2021年10月11日 3時
