第４９話 ページ50
〜ヨナside〜
ハクから弓を貰ったあと、
私達は再び山を登っていた…
ﾕﾝ「──でもさ、
山登りながら弓の訓練とかってどうするの？」
ﾊｸ「旅の途中じゃなけりゃ、
１日２００本以上…射させるんだがな」
ハクの言葉を聞き、
私はギョッと驚いた…
ﾖﾅ「(２００！？)」Σ(ＯωＯlll)ｷﾞｮｯ
貴『とりあえず…
鳥とか兎を弓で仕留めたらいいんじゃない？』
ﾊｸ「そうだな…」
ﾕﾝ「それ賛成！
捕ったら夕食に困らないし…一石二鳥！よろしく」
ﾖﾅ「えっ…」
Aの言葉にみんなが賛成したけど、
１時間経っても私は１匹も仕留められていなかった…
そこで私はハクに聞こうと思い、
近くに行って訪ねてみた…
ﾖﾅ「ハク…当たらない。
どうすればいいの？」
ﾊｸ「ん？」
そう聞き返してきたハクは私から弓を受けとると、
矢を番えてそのまま鳥を射抜いた…
ﾊｸ「こんな感じ」
ﾖﾅ「…それ、どうやったの？」
ﾊｸ「狙う」
ﾖﾅ「…分からない」
ﾊｸ「何が？」
このやり取りをした後に私は思った…
〖天才は出来ない人の気持ちが分からない〗…と。
ﾖﾅ「ハクは
やっぱりAに聞くわ」
そう言って、
私はAのところに行って声をかけた…
ﾖﾅ「A…。
弓の扱い方を教えて欲しいのだけど…」
貴『フフッ…良いですよ。
ﾖﾅ「全く分からなかったわ…」
私とAのやり取りが聞こえたのか、
ハクはジィ〜と私達を見ていた…
貴『まず…根本的に貴方には力が足りません。
震えずに弦を引く力をつけ、後は体で覚えて下さい』
Aはそう言いながら私の手と自身の手を重ね、
弓を引く姿勢を取ってそのまま鳥を仕留めた…
その様子を見ていたハクがすかさず言葉を発する…
ﾊｸ「本当の弓の名手は
目を瞑ってでも的に当てるらしいですよ。
目に映るものに惑わされすぎないように、
とりあえず…
今は真っすぐ矢を飛ばす事を考えなさいな」
ハクの言葉を聞いた後、
私達は再び山を登り始める…
その道中で、
私は何度も矢を番えて放った…
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何となくキリがいいので、
続編に移りたいと思います！
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
