第４０話 ページ41
〜ヨナside〜
ｲｸｽ「A殿以外の…
残りの龍達を見つける事が出来たら、
それは貴方の私事ではなく…天命なのです。
しかし…天は道を示すだけ…
歩いていくのは貴方自身です…ヨナ姫」
ﾖﾅ「…！」
…天は道を示すだけ…
実際に歩むのは……私なんだ…
神官様から神のお告げを聞いてから数時間が経過し、
私は林の中で考え事をしていた…
ﾖﾅ「(Aが五龍の戦士の１人【紫龍】だった…
それを知ってから…
少し気になった私はAに聞いてみた…)」
┄┄┄
ﾖﾅ「ねぇ…A」
貴『何ですか？』
ﾖﾅ「今回の件で貴方が【紫龍】である事を知ったわけだけど、もしかして…知られたくなかった？」
貴『そんな事ないですよ。
そもそも…隠していたつもりもないので』(^-^)
ﾖﾅ「…こんな事を聞くのは変かもしれないけど、
これからも一緒にいてくれる？」
貴『もちろんですよ！
貴方が私を欲してくれるのなら喜んで力になります』
ﾖﾅ「ありがとう…A」
┄┄┄
…龍の血を受け継ぐ伝説の戦士達…
Aはもう仲間だけど、
他の龍達はきっと一筋縄ではいかないでしょうね…
生き抜くためにも…頑張らないと！
そんな事を思っていると、
後ろから話しかけられた…
ﾊｸ「姫さん」
ﾖﾅ「…！ハク駄目！！寝てなさい！」
そう言って、
私はハクをドーンッと押す。
ﾊｸ「どわ！…もう治りました」
ﾖﾅ「(……嘘つき。
そんな包帯だらけで治ってるわけないじゃない…)」
ﾊｸ「死にませんよ…俺は」
ﾖﾅ「…！」
ハクの言葉に私は決意を固め、
考えている事をハクに伝えるために口を開く。
ﾖﾅ「ハク。私…A以外の五龍の血を持つ人に会ってみたい」
ﾊｸ「…会ってどうする？
そいつら全てが味方とは限らない」
ﾖﾅ「Aはもう味方だし…その時はその時よ。
このままではここを出る事さえ出来ないもの…
何とかして前に進みたいの！私も強くなるから…」
そう伝えながら…
覚悟を決め、ハクの目を見ながら告げる。
ﾖﾅ「私に剣とか弓とか教えて…覚えるから。
不条理なまま死ぬのは嫌。お前を失うのはもっと嫌。
その為なら神の力だろうと、私は手に入れたい」
私の覚悟が本物だと分かったからか、
ハクは少し驚いた表情をした後…ため息をついた。
ﾊｸ「死なねぇつってんのに…」
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
