第４話 ページ5
〜Aside〜
ハクが近くに来て、
私の名を呼ぶが答える事なんか出来なかった…
私は耐えられず膝をついてその場に蹲る…
ﾃｳ／ﾍﾝﾃﾞ「「A！！」」
ﾊｸ「おい！しっかりしろ！！どうしたんだ！！」
まるで…全身の血が逆流し沸騰しているかのようだ…
その時だった…
突然…私の頭に声が響く…
〈五龍の戦士よ…
これよりお前達は 我々の分身
緋龍を主とし 命の限り
これを守り これを愛し
決して裏切るな…〉
ドクンッ…ドクンッ…ドクンッ…
貴『………耳が……身体が……熱い…っ』
ﾊｸ「A！！」
熱さに耐えられなかったのか…
私はその場に倒れ込み、そのまま意識を手放した…
〜ハクside〜
突然苦しみだしたAはその場に倒れた…
俺は慌てて抱き起こす…
ﾊｸ「っ！？身体が異常に熱い…」
ﾃｳ「…ハク様」
ﾍﾝﾃﾞ「…どーなってんの？」
ﾊｸ「テウ！すぐに冷たい水と布を用意しろ！！
ヘンデ！お前は医務官を連れてこい！！」
ﾃｳ／ﾍﾝﾃﾞ「「はい！」」
２人に指示を出し、俺はAを抱える…
ﾖﾅ「…ハ…ハク、その子…大丈夫？」
ﾊｸ「…多分。俺にも分からない…」
…Aは…『…耳が…身体が…熱い…』
と言ってた…
耳…。…Aの耳は普通じゃない…
…両耳は紫色の鱗で纏われていて、少し尖ってる…
ﾊｸ「くそっ…ジジィが留守のこんな時に…
どうしたらいい…俺は…」
ﾖﾅ「……。ハク、その子をここに寝かせてあげて」
ﾊｸ「っ！…何言って…そこはあんたの…」
ﾖﾅ「私はもう大丈夫！…その子を寝かせてあげて」
ﾊｸ「…スミマセン。ありがとうございます…」
姫さんが寝かせろと言うので、
Aを布団に寝かせた…
ﾃﾖﾝ「リナ…本当に大丈夫か？」
ﾖﾅ「ええ…大丈夫。
テヨンがとっても美味しい食事をくれたから…」
その後…ヘンデが連れて来た医務官とテウが持ってきた水でなんとか対応し、Aは落ち着いた…
ﾊｸ「一時はどうなることかと思った…」
ﾃｳ「ハク様って、
Aの事になると冷静でいられなくなるよね…」
ﾍﾝﾃﾞ「あ、それ分かる！
っても、俺らも冷静じゃいられないけどな！」
ﾊｸ「…よーし、お前ら歯ぁ食いしばれー」
ﾃｳ／ﾍﾝﾃﾞ「「えぇーーっ！！何でーー！？」」
ﾃﾖﾝ「あ、ハク兄ちゃん！Aが目を覚ましたぞ！」
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
