第２８話 ページ29
〜Aside〜
ﾊｸ「…もういい！
早く逃げろ！…じゃないとお前まで！！」
貴『許さないから…』
ﾊｸ「…は？」
貴『 “ 兄貴 ” のくせに…
私を１人にしたら絶対に許さない！！』
私は…泣きながらハクに言う…
普段滅多に泣かないからだろう…
ハクは…とても驚いた表情をしていた…
ﾊｸ「……。」
「ならば…２人一緒に死ね！！」
貴『…っ！？』
近くまで来ていた１人の兵に
私は背中を深く斬られてしまう…
貴『ゔあっ！！』
ﾊｸ「A！？」
「…さぁ、死にたくなければ…
雷獣から手を離せ…！」
貴『…ヘッ、誰が離すか…』
「…死にたいのか」
貴『そう簡単に死ねるか…
この程度で殺られる程…私もヤワじゃない…』
「何ィ！？」
ﾊｸ「やめろ！！A、挑発すんな！！」
ハクにそう言われたが、
私はやめること無く挑発を続ける…
貴『…どうした？私を殺るのが怖いのか？』
「貴様…っ！そんなに死にたいか！！」
貴『フン…やれるもんならやってみな』
「では…望み通りにしてやるよ！！」
そう言って…
兵達は私の背中を剣で数回刺した…
貴『ぐっ…かはっ！』
ﾊｸ「やめろ！！！」
「…へへっ…
たっぷりと痛めつけてから殺してやる！！」
…正直いって…傷は致命傷に近い…
それでも…私は絶対に手を離さない…
……離したくない……
そう思って、
後ろにいる兵達に殺気を込めて思いっきり睨む…
貴『…ハクを殺させはしない…
ヨナ姫を…お前達には渡さない！！』ｷﾞﾛｯ
ﾊｸ「…A」
「死に損ないが…今のお前に何が出来る？」
貴『……後ろ…見てみな』
「…何？」
私がそう言うと、兵達は素直に後ろを振り向く…
そこに居たのは……
剣を構えたヨナ姫だった…
ﾖﾅ「…ハクとAから…離れなさい」
「ヨ…ヨナ姫？」
ﾊｸ「…姫さん！？」
ﾖﾅ「…離れなさい！！」
そう言ってヨナ姫は…
兵に向かって剣を振りかざす…
しかし…兵は軽々とかわす…
「…姫様は大人しく…」
ﾃｼﾞｭﾝ「よせ！姫を傷つけるな！！」
「…しかし」
そう言い…兵はもう一度ヨナ姫を見る…
そして…息を飲んだ…
ﾖﾅ「……。」
「…コレが…ヨナ姫？」
貴『(相変わらず…すごい存在感だ…)』
私の近くにいた兵達は、ヨナ姫の威圧に飲まれ…
徐々に後ろに後ずさる…
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シーナ(プロフ) - 蘭さん» 更新が遅くてすみません…(￣▽￣;)頑張りますので…これからもご愛読下さいませm(_ _)m (2020年6月21日 14時) (
レス) id: c57912c848 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き待ってます！ (2020年6月21日 13時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゼニガメ | 作成日時：2020年6月9日 3時
